中学生時代、僕が初めて女性の『おっぱい』を触った時の話。
中学生時代、僕が初めて女性の『おっぱい』を触った時の話。
あれは、忘れもしない中学一年生の夏。日本三大花火大会、茨城県の土浦全国花火競技大会での出来事だ。
その時僕は、乳児以来初めて、母親以外のおっぱいに触れたのだ。いや、触れたどころの話では無い、顔を埋めた。しかも豊満、それはとても、とてもビゲストだったのだ。
事は友人三人に誘われた事から始まる。当時は人混み溢れる渦中に、しかも北関東最大の風俗街がありイマイチ治安の悪い土浦に行くのは乗り気では無かったと記憶している。
当日はアッパレ晴天、日差し照り付ける中、屋台街を四人で歩き続けたものの、暑さと混雑で花火開始前に体力が尽きた事をよく覚えている。
そして、夜空に花が咲く。見学場所は会場よりも打ち上げ場に近く、迫力満点の轟音と巨大な花火を存分に味わった。日本三大花火は伊達じゃあない。
中学生の会話だ。他愛もない話、それでもキラキラと花火のように輝いていた時間。どうして浴衣の女子との思い出じゃないんです?
そして苦難の帰り道。スムーズ帰宅は至難の業だ。我々は中学生にしては賢く、花火が終わる前に、電車がパンクする前に帰ろうとした。進学校だからね、褒めて。
そして、飲み屋軒連なる土浦の一角を歩いた時、その事件は起こった。
我々の進行方向とは逆に、今で言うウェ〜イ系のお兄様お姉様がこちらに歩いてきていたのだ。当時の俺たちゃちくりん、正直ちょっと怖かった。しかしそのすぐ後、緊張はどこかに吹き飛ぶ事になる。
「マサヒロ〜ッ!」
その言葉が聞こえた瞬間、私の身体へ衝撃が走り抜けた。
殴られた!?
いいや違う、僕とで茨城県民だ。拳の硬さは知っている。拳の硬さはこんなに生柔らかく、暖かく頬を包んではくれない。一瞬の混乱の後、目の前が真っ暗に……いや、目の前に何かが押し付けられたのを認識した。
『おっぱい』だッ! 『おっぱい』を顔に押し付けられていたのだッ! しかも巨乳ッ!
その双球は質感の暴力で私の顔を殴りつけ、混乱のドツボに叩き込んだ! だが、事態はそれで収まることは無い。なんと追加で股間まで揉まれてしまったのだ!
私は当時中学生、性欲も真っ盛りである。しかし私は気がついた。突然の接触は、性欲よりも、恐怖が勝るという事に。
女性は私の手を自身の胸へと持っていき、突然ソワソワと動かし始めた。今ならわかる、あれはプロの技だ。俺はプロのおっぱいを触ったのだ。
しかし、一瞬の、それでいて永遠のような真夏の夢は覚める事になる。たまらねぇぜ。
「そいつマサヒロじゃねぇよ! 何やってんだよ捕まんぞ!」
そう、私はマサヒロでは無い。今ならマサヒロでいたかった。当時はしがない中学生だったのだ。
「わぁ、ごめんねぇ!」
そして、お姉さんは私から離れた。多分相当お酒を飲んでいたのだろう、まさに千鳥足といえるような足運びだった。酔拳、いやシャア専用ズゴック......そんな動きだ。
今で言えばラッキースケベという事になるのだろうか。まさか同級生を攻略する前に大人の階段を登るとは……いや別に登ってはないか……。だがね、ビッグツインシスターズの頂きに触れたのだから、やはり登ったのだろう。
さて、そんな窮地に陥った時、共に青春を歩み、語り合った友人達はどうしたか。そう、友人達は思い出の青春をかなぐり捨てて、遥か先を歩んでいた。だが言わせてもらう。先に進んだのは貴様らではない。この俺だ。
その姿はまるでGメン75。三人が一列に並び、私が怖い団体に絡まれるのをスルーし、知らない人の振りをされた事は今でも忘れていない。別に恨んでないよ? ホントだよ?
まぁそんな事件が起きた帰り、体力がつき我が家でお泊まり会をしたのも良い思い出だ。彼らは布団を引かず、重なった布団に身体を突っ込ませて寝るというサイコな寝方をしていたのも良い思いでだ。多分。
これが私の青春の一ページ。女性の『おっばい』に触っただけのしょうもない思い出。今ではやろうと思えばさほど苦労せずに触れるものだし、そんなにドキドキするようなものでも無い。いや嘘ですちょっとドキドキします。
だが、あの感触は特別だ。鮮明に思い出すことが出来る。もしかして一生、あの時のあの女性の感触を忘れることは無いのかもしれない。だって34になったけどまだ覚えてるもん。
そう言えば、当時は巨乳大好きマンだった私だが、今では貧乳大好きマンと化している。あの出来事が原因だったのか、それとも関係など無いのか。
いや、きっと関係があるのだろう。脳に焼き付く極度の興奮と恐怖の記憶。永遠に忘れることが出来ない、大きな『おっぱい』の記憶。
忘れられない、夏の思い出。
最近は疲れ果てて巨乳が好きになりました。ばぶぅ。




