チカ族族長ロティー
「レオハルトー、次の司令は何だー。」
「シュティー!巨大モンスター討伐は終わったのか?」
フロー。タンガリア王国の王レオハルト直属の騎士団にして王国最強の騎士団。シュティーを初めとした、王国のトップ4の実力をもつ騎士が集まる。
「おうよ。楽勝だったぜ。」
「またまたー、団長は強がりだなー。苦労してたじゃん。」
「リサは本当のことをすぐばらすなー。かっこつけてたのによー。」
「全然かっこついてなかったよ。」
俺はシュティー。騎士団、フローの団長。こいつはリサ。フローの一員だ。俺等はタンガリア王国の王レオハルトの司令で巨大モンスター討伐に行っていた。で、帰ってきてレオハルトに報告しているとこだ。
コンコン
「入れ。」
「失礼致します、陛下。最近、チカ族の行動が活発化してきているのですが、どういたしましょうか。」
「シュティー、これ行ってきてくれないか?」
「いいよ。それでどんな奴らなんだ?」
「チカ平原で暮らしてる奴らだ。ただ、最近近くの村を破壊しまくっててね。族長はロティー。金髪の短い髪、身長は150cmほどだ。」
「オーケー。こてんぱんにしてやるよ。」
―――チカ平原にて
「おい、ロティー。いい加減起きろ。で、うなされてたけど何の夢見てたんだ?」
「ふざけた、兄貴の夢さ。こんだけやればその内やってくんだろ。」
「ロティー様。チカ平原近くの村マティス配属の騎士団ミティアに攻められ、みなやられてしまいました。」
「おい。なぜ早く言わないんだ。もうそこにいるじゃないか⋯⋯」
結局あいつらはやられて、死んだ。こんなんじゃ兄貴を潰せない。騎士になろう。そうすればいつか潰せるかもしれない。いや、別に潰さなくてもいい。おれはただ兄貴より強いと証明したいだけなんだ。今まで何をしていたんだろう。もっと早く気づけば良かった。いちいち、大戦を起こそうなんて考えたりして。ただどこかで大戦を起こすというやつをみた。⋯⋯そうだ。リリスという組織だ。政府は知らない組織だ。まあ、俺に関係ないしな。ほっておこう。
初めまして!hqruです。今回始めて投稿させていただきました。大変稚拙な文章ですが、楽しんでいただけたら、嬉しいです。では、続きもよろしくお願い致します。