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『04』/06


 結論から言うならば、呉用先生はやはり呉用先生であった。

 伝手も情報も無い無い状態、しかも心理的な焦りまであった状況が改善された途端――


「――えげつないな、この人」


 ザミ子が引き笑いを浮かべる程度の光景が展開されている――悪魔に呆れられるて――人の事言えんけど。


「いやいや、そんな事は無いさ。人はちゃんとした論を説けば、判ってくれるものだと言う事だ」


 いや、確実に『本編』よりえげつないよ。

 何で数時間で、出張所とは言え『冒険者ギルド』を乗っ取れるの。

 しかもあんた――『説得』だけで。しかも――


「ギルド職員と言っても、所詮は人間。

 まして不始末で飛ばされてきた人間が、上でふんぞり返っているなんぞ――実に実にちょろいものだ」

「んー!! んー!!」


 ……眼前には、下穿き一枚パンいちで転がされてる、ここのちょっと偉い人。

 町の噂話では、ちょっと前に東方方面から不始末で飛ばされてきた人物。

 ――話どおりなら、同情の余地の無い人では在るんだけどさぁ。

 まさか、説得された部下に突き出されるとは……


「んぐぐ――!! ふぐぐぐ!!」

「――随分と元気がありますな。カティさん、踏んであげなさい」

「あいよー」ぎゅむー

「んんんん!!!?」

「おやおや、よりによってソコを踏むかね、いやはや」


 やめ、おい、やめて差し上げろ、変なのに目覚めちゃうって。


「さて。知って居る事が在るならば、言った方がいい。

 貴方の『棗』が種無しになる前にな――

 それとも、痛いのがお好みの変わった御仁かな?」

「んんん!! んんんん!!」

「おら、ちゃんと鳴けやこらぁ!!」ぎりぎりぎゅむー

「ん"ん"ん"ん"ん"ん"ん"!!!?」


 あだだだ、見てて痛いよ、止めようよそういう拷問は――ていうか猿轡外せよ。


 ・ ・ ・ ・ ・ ・


「――結局、上だけが関与してる事しか分からなかったけど――」

「それが分かった事も、収穫の一つですよ――

 詰まる所、ギルド全体の関与は無い、と分かった訳ですから」


 呉用さんは勤めて冷静だ。

 猶予はあまり無いと分かっているだろうに、それでも冷静で居ようとするのは、やはり『軍師』的ではある。

 ――まあ、一人で抱えてグルグル回ってたところを、役には立たずとも話し合える相手が出ればな――

 『味方』が居るか居ないかは、精神的には結構大きいもんだ。


「そうと分かれば、今回の一件、相手方の『戦力』はそこまで大きな人数では無いでしょう。

 貴族個人で秘密裏に運用、とすれば、兵が動くとほぼ痕跡が出ますからな」

「そうなってくると問題は、事への『入り口』が分からん事か」


 後、旧友が手を貸してくれてるのもデカイだろう。

 冒険者としても勇名轟いてるから、その伝手でギルド職員にいきなり話できたんだし。

 やはり頼りに成るな、この弓兵殿は――よっ、色男。


「――実は、な。恐らくは、の場所は判っているんだ」

「――ほう?」

「『ウルスベロン坑道』だ」


 ああ、確か、めっちゃ広い『岩塩』の坑道だっけか。

 大陸最大だから、人・物の出入りも激しいし、おまけに色んな処からの『合資合弁』で動いてるはずだ――

 ああ、言われてみれば、直接でなければ、灰色だわな。


「……成るほど、中に入ってからの宛が付かなかったから、手をこまねいていたのか」

「各地の事を記した書物で、かなり広大と聞いていたからな。

 『薬』を探しながらの状況で、下手に身動きが取れなくなるのも不味い。

 もたもたと動いていて、居るかどうか分からん相手方に気取られるのも不味い。

 人手が足りん以上は、先ずは対症で、と思っていたところだったのだ」

「其処へ、メイドの手が、と」

「助かった――何時か、しっかりと礼をせねばならんな」


 そういうのは良いよ。

 あんた等の時代のお礼とか、降ってくる矢の前に立つとか、そういう奴っぽいんだもん。

 徒な死に方されたら、かえって寝覚めが悪い。


「――勝負の機は、ここの領主の娘の婚礼の儀だ。

 国軍の類の警戒度も上がると思うが、それは地上が主だろう――

 ――手薄になるだろうその間に、こちらは――」

「――それもまた、どうだろうな」


 ――え? カティさん、なんすか?


「後ろ暗い連中ってのは、変に鼻が利く。

 今頃は消えるための算段しててもおかしくないぞ?」

「いや、カティ、あんたね、私たちが踏み込んだ船型の『工房』じゃないんだから」

「可能性は考えておくべきだ、って話だろうが、能天気悪魔め」

「――予測はしているが、その点は大丈夫だと思っている。

 理由は一つ。この地にソレが在る事だ――」


 おお、呉用先生がキレキレだぞ?


「ユート殿の言っていた『虫』の説を考えて、何故こんな北の辺境なのかと考えた。

 理由は恐らく、管理の問題――この地の気候下でなら、『虫』の活動自体が鈍るからだ。

 そうなると、何らの準備もなしに別の場所へと移送は出来ないし――

 単純にソレを破棄して、自分達と資料だけ逃げる、というのも考え辛いだろう」

「――まあ、そういう連中は基本、諦めが悪いしな。

 でも、先生、あんた自身に降りかかった火の粉の例もあるぞ?」

「あれは――『趣味』と『実益』を兼ねて、『実験』で寄越した、と踏んでいる。

 ――要は、それ自体の効果を計りつつ私へ嫌がらせをする為だな――不愉快な事だが」


 ――やべえ、軍師なのにオーラが見えるよ、この人。


「もう一段深く考えるならば――『虫』そのものは『増殖』出来ないのだろうと、考えている。

 物の本によれば、そう言った種と言うのは、基本的には卵を産む『雌』だけが刺して吸血するとも言う。

 だが、増えていたにしては、被害を受けたのが私の妻だけだ――偶然適合した、と考えられないでもないがな」

「――それだと、産卵してる恐れがないか?」


 カティがやけに絡むな……いや、真面目婦警として、危険を塞いで回ってるのか。

 破天荒だけど、基本的には善人だからな、こいつも。


「これもあくまで推測なのだがな。

 もし仮に、繁殖出来るとしても、かなり限定的な条件下なのではないか――

 『そんなに容易く繁殖出来る物が、これまで全く知られていない』のはおかしい、とな」


 いずれにしても、と前置きして、呉用は続ける。


「推測だらけの段階だが――

 『兵器』として運用する心算があるのなら、もしもの時の為の策は講じているはずだ。

 『毒』として利用するにしても何にしても、自分側までやられる訳にいかんだろう」

「――バイオテロかよ、こんな世界にまで来て……」


 言うなよ、人間なんてな、『やれる事があったらやる』もんでしょうが。


「なあ、呉用の旦那。もし相手が『被害一切考えないで自分を弾に』位の相手なら?」

「うむ。無いではないと思うが、『今の情勢』では薄いと思う。

 ――それこそこれの主犯が、噂に聞く『邪属(|イーヴィル)』なら話は別だが」

「ああと……あたし、政治疎いんだが、どんな状況なんだ?」


 カティのそんな言葉に、花栄がブフッ、と噴き出した。


「おいおい、慎重かと思いきや――」

「東方から出た事が無かったんだ、こっちの情勢なんて知るか」

「私も田舎町の町医者だが、大雑把に言えば勢力が拮抗している状態だ。

 それも手詰まってではなく、読み合いの段階だ。いきなり捨て身に出る必要はない」


 だが、自分達は動かねば――呉用はそう言って立ち上がる。

 ……いや、立たなくて良いですよ、呉用さん。


「どうした、ジン。一刻も早く――」

「いやその、言わなくて悪かったと思いますけど――答え合わせが、今済みました」

「――なに?」


 ギィッ


「――行き先ぐらい告げて動いてもらって良いですかね?」

「普段のお前がそうじゃねえかよ」


 開いたドアの先には、メイドが立っていた。

 ――うん、皆を騙したのは悪いと思っているが、俺がこの町に来て会ったメイドはこっちなんだ。うん。


「――案の定有りましたよ。というか、通風孔から進入とか、どこの『コルヴォ』さんですか、私は――」

「お前が俺にその手の『手』を見せていたのが悪いわ」

「というか、よく覚えてましたね、コウモリな私」


 うん、呉用さん、落ち着いて、立ったり座ったりしないで良いよ、ソレだから。


「ま、まさか、これは――」

「あ、はい、『血清』です――というか、はじめまして、アウルと申します」

「ど、どういう――?」

「いや、真正面から切り結んで取りに行ってもいいんだけど、面倒だな、と思ってな。

 有るか無いかは半々だったけど、まあ、情報と一緒に『浚って』貰ってたんだけど」


 ま、それらしい場所が分かってるんならねえ。

 いける奴が居るなら、行ってきてもらうよね?

 ……まあ、アウルこいつの知識とかにブン投げた所は有るけど。


「――――」


 やべ、固まってる。


「――っは、はははは!!」

「――大丈夫か、呉用」

「いや、いやはや!! 愉快!! 実に愉快!!

 そうだったそうだった、この世界は『術』がわんさかあるのだった!!」


 めっちゃわろとる。


「持って来れるかどうかは半々だったから、攻め入る準備もまるで無駄だった訳では――」

「いや、なに、気にしていないとも。『やってくれるわ』という清々しい気分だ」


 あ、うん、取り敢えず、効くか分からんから、礼とかは後でね。


「よし――戻ろう」

「うん、花栄さん、送っていってくれ」

「――お前はどうするのだ?」

「いや、メイドだけに活躍してもらうメイド回もあっても良いけど」


 個人的には、そんなのをやらかす奴の顔面は一発張っておきたいので。


 ――それに、まだ終わった訳でもなし。


 そんな事を思いつつ、ゴドンウェイの方を見るのだった。


 ・ ・ ・ ・ ・ ・


「やれやれ、やってくれるものだ。

 まさかとっくに動いていて、念の為の後詰だったとは」


 上機嫌な花栄に対し、呉用は静かに馬車の車窓を眺めている。


「――どうした?」

「ん? いや――そうさな、歳を食ったな、と思ってな」

「――おいおい、どうした。

 まさか、隠遁隠居するなんぞと言い出すんじゃないだろうな、この乗り掛かった船の船縁で。

 無論、お前さんの自由だが――」

「ははは、まさか――昔を思い出したのさ――」

「昔?」

「――ああ。色々と、外道な手も使ったと思わんか、お互い」


 おいおい、と言い返そうとして、花栄も思う。

 ……危機を切り抜ける為だったりとは言え、他者の生活を引っ掻き回した事が浮かんだので、頭を掻く。


「――まあ、時には――う、ううむ、どうだろう、しばしば、とは言わん」

「政治の腐敗への義憤だとかなんだとか、色々理由は在ったが――

 何のかんの言っても、『賊』の気安さ、かなり無茶苦茶な手を使って『同志』を引き入れた事もあった」

「ははは、そうだったな。

 『玉麒麟』殿なんかは、後から自分で引き合いに出して、宴席の笑いを取ったりもしていた」

「あの頃の様な、無茶苦茶だが、縦横無尽な策が取れるか?」


 不意の呉用の問いに、花栄は笑い―ー窓の外を見る。


「体面を気にする事を覚えてしまった『大人』では、無理か」

「中々に難しい――或いは、私のすべき事は、そう――」


 言いながら、呉用は馬車の戸を開けて飛び降り――花栄も逆からそれに続く。


「――友との語らいを邪魔するとは、無粋な連中よ」


 地面を転がりながらも懐剣を抜き、それを投げ付けると――


「ぐぇっ!?」


 それは襲撃者の一人に突き立った。


「な、何で気付いてやがった!?」

「構うな!! 片方は単なる『学者』――


 ビョウ――ガスッ!!


 グゲッ!?」

「調べが足りんし、迂闊に『溢す』な――金で雇われた餓狼の類だろうから、知らんでも無理ないが」


 相手の額を割ったそれは、ジャラリ、という音を伴って手に戻る。


「おうおう、中々どうして――『鎖分銅』の腕は鈍っては居らんな」

「所詮は暗器の類、真っ向切って戦うには向かんが――ふむ」


 ジロリ、と睨みつけられ、後退る相手。


「――どこぞに頼まれた、『棘』の下っ端ども如きが相手なら、問題ない」

「な――」

「ふん、『智天』の言い回しを借りるなら、『次に御主は何故分かったと言う』。

 簡単な事だ――裏の仕事をこなす連中が要るなら、お前らの様な連中を飼っておくのが手っ取り早い――

 後はまあ、何処にでも居るからな――『棘』の名を名乗っているし――

 各地から追われ逃れて来たお前らの頭目とも、利害の一致を見ただろうし――」

「――――」


 裏事情まで見抜かれて、男はパクパクと口を動かしている。


「か――構う事ぁねえ!! 人数で押し包んでやっちま――


 ビュン!! ガスッ!! バスッ!!


 ――え、えええ!?」


 唐突に傍に立っていた仲間が吹っ飛んだり、くの字に倒れるのを見て、悲鳴を上げる襲撃者。

 見れば、自分の拳ほど大きい石が、その周囲に転がっている。


「す、すみません!! ど、どっちが悪い方か分かりませんが!!」


 不意に、場に似つかわしくない声が上がった。

 比較的若い、女の声だ。

 見れば、草むらから、ひょっこりと顔を出した若い女性の顔。

 両サイドに束ねた髪を垂らした、普通の村娘に見えた。


「――だ、誰だてめぇ!?」

「あ、ええと、私、ニー――」

「ふざけんな、そいつ等の仲間だな!? 一緒にやっちまえ!!」

「え、いや、待って、威嚇の心算だっ――きゃああああ!!」

「「「ぎ、ぎゃああああああ!?」」」


 何処にそんな力があるのか――

 比較的大きな石が小石の様に、襲撃者たちに向けて雨あられと降り注ぐ。


「……な、なんだ? 誰だ? あの女性」

「――分からん、さっぱり分からん。だが、まあ、敵では無いような――」


 大立ち回りの場を、思わぬ形で邪魔されて、呆然とする二人。


 ・ ・ ・ ・ ・ ・


「――なんか、今、ガチャ産の誰かが動いた気が」

「何ですか、その勘」


 なんですかって言われても。何となくなんだけど。

 カティが暴れた時に、君がゾッとするのと同じだよ、ザミーさんや。


「――と言うか、ジン」

「なんだ?」

「――疑問なんだけど、シオの事――放っといて良いの?」

「ああ、まあ――別に放っといてる訳では無いんだが。

 ――まあ、あいつも、いい加減、俺のやり口には馴れたろ」


 別行動中なのは事実だがよ。


「アホか!!」


 ガスッ


「いだっ!? おま、ザミー、銃床で殴るなよ!?」

「乙女心の分からんスカタンめ!! こいつの先祖か君は!?」

「おいこら、どの方面から何抜かしてる」

「どれだけ相手の為になる事でも、心配掛ける危険な事なら意味無いでしょうが!?

 シオちゃんがグレてこんな風に、どっかの『二丁拳銃トゥーハンド』みたいに成ったらどうすんの!?」


 ゴギィ!! ガッ――ギリギリギリ――


「だーれが、ロアナプラの姐さんじゃ、こら」

「あだだ、ギブギブギブ!!」

「――あの、一応敵地近くなんですが……」


 やべえ、アウルがまともな事言ったぞ。


「それに、二人の事は心配要らないと思いますよ」

「え、何で?」

「やきもきはしますけど、ジンもシオも、基本的には相手を思ってますから。

 ――というか、外側の私たちでは計れない信頼が有りますから」


 やめて、ちょっと恥ずかしい。


「それに、手綱握ってるのシオですし」

「というか、ザミーよ、部外者であるあたし達がとやかく言う事じゃないだろ」

「……あんまりじゃないですか――ジンと歩いてるシオ、あんなに嬉しそうなのに」


 やめろザミー、その言い方は申し訳無く思ってる俺に効く。


「その時間をより長く続ける為に、あれやこれやと悪巧みしてんだろ、ジンは」


 いや、外れてないけど、悪巧みって――等と言っていると、狭い穴の先が開けた。


「――いた。ご丁寧に、ギルドの徽章つけてるぞ」

「――目も良いな、あんた」


 結構暗いんだけど。


「『ウルスベロン坑道生態研究所』――掛かってる看板もビンゴだな」

「ここが、あの人が言ってた場所ですか」

「ああ、あの豚の言ってた事のとおりなら、ここが敵地だ」

「豚って、ああた……まあ、事実、ここから例のブツを抜いたんですけど」


 まあ、獣魔の監視だろうと、こんな胡散臭い業務が行われてれば、そこに期待はするよね。

 ――限りなく悪い意味の期待だが。


「――で、どうすんだ?」

「ゴドンウェイの城で動きがあれば、こっちも慌しくなる筈だ。ちょっと監視――でいいな、ジン?」

「ああ――無かったら、午後六時きっかりに潜入する」


 蜂の巣同時に突付くとか、めんどくさい事この上ないけどな……


 ・ ・ ・ ・ ・ ・


「おおー――マリーさんがキラキラだ」

「ありがとうカーラ」


 一方のシオは、マリーたちと合流していた。


「流石に『姫』だね。よくお似合いで」

「……貴女が言うと、なんでか少し皮肉が混じって聞こえるのよね」

「いやいや、素直な感想だってば」


 そういうシオに、マリーは笑う。


「貴方達、やっぱり似てるわね――で、ジンは?」

「証拠押さえに行ったよ」

「そう――じゃあ、こっちは――」


 私たちが好き放題って事ね、と笑うマリー。


「……どしたの、荒んだ笑顔で」

「私の事は良いから。それより――」


 言い掛けたマリーの耳に、


「――『一位エノ』様がお見えに成りました」

「やはりお出でになられたか。名代でも来るかと思っていたが」


 そんな言葉が聞こえた。


「――聞いた?」

「聞こえましたわ」

「――というか、何でこんな部屋を使ってるのかと思えば、これか」


 マリーが借りていた部屋――その階下は、厨房に近いらしい。

 通気の関係なのか何なのか、下の部屋の喧騒がよく聞こえてくる部屋で――


「――振り回されっぱなしは、面白くないですから」


 そんなマリーの言葉を、シオは頭を掻きながら笑った。


 ・ ・ ・ ・ ・ ・


 婚礼の儀まで、後数時間。

 思惑と陰謀が絡み合い、幕が開くのを待っている。


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