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お久しぶりです。
私生活が少しばかり落ち着いてきました。
コレを機に、バンバン更新できたらな、と思っています。
こうすると大概は言うことが通った、というロジックがレベティアナのこれまでの経験で自然に形成されていた。
それの一つが今、実行されてようとしている。
辺りを見回していたウォルヘルムは、くんと引っ張られてその方向を見た。すると、裾をちょこっと握って引っ張るレベティアナが見上げていた。無垢で可憐なその瞳と視線がぶつかると、可愛らしく小首を傾げる。そして、もう一度同じことをその口から発するのだった。
「ウォル兄様、あっち、いこ?」
裾を掴むのとは逆の手でその方向を指し、単語をハッキリと丁寧に、それでいて無邪気に言う。
ビクリと身体を揺らしてウォルヘルムが全ての動きを止めた。要するに、硬直してしまったのだが。そしてそれを見たレベティアナは、もう少しだとシメシメ思っていた。
「ねえ、ウォル兄様、一緒に、いこう?」
瞳をきゅるりと愛らしくして、兄をみつめる。その時にまた裾をクイクイと引っ張ることも忘れてはいけない。
そんなこと、いつから出来るようになったのか。自分で自分にびっくり。
それから、どれくらいの時が流れたのか。
ウォルヘルムは、我に帰るとレベティアナをさっとその片腕に座らせるように抱えると、先程彼女の指した方向へと足早に進んでいった。
──勝ったッッ!!
今回も、勝利の女神は彼女に見方した。
いつのまにか小悪魔的な思考を持ってしまった彼女とその可憐な容姿が重なって生み出された、この〝おねだりポーズその一〟。
これは、母アリステル以外に通用する最大の武器になっている。母は、やはりというか最大の難所であるので大概は言うことが通らない。女の勘というやつなのだろうが、やはり母は強しである。
「べティ、ここでいいのか?」
つらつらと考え事をしていたら、もう既に目的地まで辿り着いていた。コンパスが大きい分、距離も相当短縮されたのだろうが、それにしても早い。どんだけ急いだんだろうか。本当に真面目一直線の兄らしい行動力に、レベティアナは感心していた。
「ウォル兄様、ありがとうございます!!」
「…少し、このままでも、いいか?」
「え?……うん、別にいいですけど。」
下ろしてもらおうとウォルヘルムに視線をおくれば、少し申し訳なさそうに言った。この体制で?と思いはしたがレベティアナとしては何も問題がなかったので彼に従うことにした。
すると、やはり嬉しかったらしい。彼は(彼なりの)満面の笑顔で喜びを表現した。輝かしい程の笑顔が至近距離で発射されたので、こちらとしては心臓に悪いことこの上無い。
私たち兄弟顔の構成は各々異なっている。
双子は一卵性双生児なので兎も角、唯一似通っているのは次兄グレイシスと紅一点のレベティアナだった。しかし、こういった表情をすると、やはり次兄と彼は兄弟なのだと血縁を改めて知るレベティアナであった。
それにしても、今日は本当に良き日だ。最近の長雨が嘘のような、雲一つない晴天。太陽を遮るものがないため、草木は存分に陽の光を浴びて生き生きとしていた。今頃、森の入口近くに繋いできた兄の愛馬もさぞ嬉しそうに草を食んでいるのだろう。
そんな事をつらつらと想いながら、ベティは目の前に揺れている色とりどりの一面の花に心をおどらせていた。
17:了
ウォル兄ちゃんは、無口すぎて動かしづらい!!
話が長くなるよ!そろそろ、私が限界なので退出してもらいます(笑)
次は…。




