4話side健二 状況メモを作成しました。
4話です。
前回就寝まで行くと言ってましたが、
行けませんでした。本当にすいません。
俺は昼食を食べ終え、部屋に戻っていった。
母「じゃあ真子ちゃん、ママはちょっとお買い物行ってくるから
待っててね♪」
「いってらっしゃーい」
ガチャッ ガタン
この家には俺一人となった。
そこで俺はあることを思い付く。
今の状況をメモにまとめよう。
俺は紙と鉛筆を持ち、書き始めた。
名前「長嶋真子」
今日は2004年4月8日木曜日
…ある意味俺って未来人じゃね?
家はアパート1-4-7の5階
…完全な男の字だ、注意していかないと…
次に生年は1997年、同い歳
誕生日はいつだ?
俺はカレンダーを探す。
あの母なら娘の誕生日を記入してあると思ったからだ
見つけた、リビングの壁に貼ってある。
やっぱり書いてあった。
誕生日は…9月26日、
ちなみに母の誕生日は9月12日、
同じ月だった。
次は…母の名前、
俺はリビングの机に置いてあった名刺を覗く。
カレンダーを探すとき、目についたのだ
母の名前は「長嶋美智子」、
普通の会社員らしい、わざわざ有給休暇とってくれてたのか…
父の存在はまだ不明だ
次に小学校は「明誠小学校」
そりゃあ今朝確認したからね
ランドセルは…ピンク
さっきチラっと目に入ってきたんだ!
赤じゃなくてピンクだとは……
次に親の呼び名は…恐らく「ママ」、父がいたら「パパ」
自分の親にすら「ママ」なんて言ったことないのに
他人の親にママだなんて…
超恥ずい…これから慣れていくしかないか……
高校生としてのプライドが無くなりそうだ…
最後に…今さらだが此処は何処だ?
車の中から見た光景全てが初めての光景だった。
やはり此処は俺の全く知らない場所なんだろう
俺はテレビに何か情報がないか調べてみた。
アナログテレビかぁ…久しぶりに見た。
この時代、デジタルテレビなんて全く普及してないからか
『本日行われている○○桜祭り、例年通りの盛況です。
では参加者に話を聞いてみましょう!』
どうやらケーブル繋がっていたらしい、
話が早い…って○○!?
確かに聞こえた。間違いない、
○○市は俺の前世で住んでいた市の3つ隣の市だ、
電車で簡単に行ける距離だ!
俺は歓喜で満ち溢れた。
…とそこである疑問にいきつく
…そもそもこの世界に俺「高村健二」は存在するのか?
もし存在していなかったら……考えたくもない。
俺はその事を考えるのを止めた
現在地…○○市
全て書き終えた所でタイミングよく母の美智子さんが帰ってきた。
美智子「真子ちゃ~ん?お菓子買ってきたよ~」
アン○ンマンキャンディー…まあ今の年ならそれ位かぁ…
「ありがとう!」
そうお礼をし貰う、美味しい
母は和室へ行った。
どうやら会社の資料とかを整理するらしい、
大変そうだなぁ…
…このメモ、見られたらヤバい……
俺はメモをベッドの下に隠しておいた。
その後、俺は部屋の調査等をして時間を潰していた。
5話には絶対就寝まで行きます!…多分…
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