3話side健二 2004年だと…
偽りのKです。
2話の続きです。
ここで健二がタイムスリップをしていた事に気付きます。
入学式の帰り、
アパートについた俺等は車から降り、長嶋さん…俺等の家へと向かう。
降りるのもキツかったのに登りは地獄じゃあ……
すると母が
母「はい、ママの背中に乗って」
…今回はちょっと無理です。すみません
「分かったよ。」
俺は母にオンブしてもらう事になった。
恥ずかしい…でも我慢だ…俺…
長嶋の表札がある扉の前まできた。
降ろしてもらい、中に入る。
母「じゃあママは先にご飯作るから、
良い子に待っててね♪」
…とりあえず怪しまれず過ごせた。
俺は真子の部屋、現俺の部屋へと戻る。
色々と確認したい事があるのだ。
まず今日はいつか?
ここは何処か?
この子の母親の名前、
父親はいるのか?
まだ不明な点ばかりだ
明日も学校がある、今日中に色々知っておかないと……
俺は母に見つからないようポストにささってる新聞を持ってきた。
2004年4月8日かぁ…
…ってぇえ!!2004年!?
今日一番驚いたかもしれない、
「2004年……」
少なくとも俺のもとの世界では2013年3月だったはずだ、
…まさかタイムスリップしていたなんて…
俺はその年から逆算してこの子の生年を割り出してみる
…驚いた、この子俺と同じ1997年生まれだ…
すると頭の中である仮説が思い浮かぶ
前の世界で真子は存在し、俺と同じく卒業後の春休みを過ごし、
高校の準備をしていた。
上の説が正しければ、俺は何で他人の過去に戻ったんだ?
「真子」は前の世界で平凡な暮らしを送っていたはず、
その「真子」の過去が俺の過去になる。
過去が変わったら俺の前いた2013年の世界は一体何なんだ?
その俺の前の2013年の世界での「真子」の過去はどうなるんだ?
考えるたびに深まる疑問、何で俺だけがこの世界に飛ばされたのか?
ちょっと混乱してきた。
すると奥の方から母の声が聞こえた。
母「真子ちゃ~んお昼ご飯よ~」
「はーい」
俺は返事をし、新聞を元のポストに戻しておく。
イスに座り、用意された昼食を食べた。
僕って1話1話の文字数少ない方ですよね…
長文が苦手でこんなことになってしまいました。すいません
次回はいつも通り3話真子sideです。
お気に入り作品登録して下さった方々の期待に答えられるよう頑張ります。