15話side真子 小学1年生としての授業と異変
15話です。最近アクセス数がアップしてきて嬉しい限りです。
河合「では…この文読んでくれる人?」
「はい!」 「はいはーい!!」
河合「じゃあ……圭祐さん!お願いね」
圭祐「やった!えーと、あめんぼあかいなあいうえお…」
遂に授業が来ちゃったか…
まぁ正直に言うと内し楽しみにしていた、
中学生並みの知能を携えておきながら小一の授業を受ける…なんかワクワクする
一時間目は国語だ、内容は平仮名読み練習、
皆積極的で可愛いなぁ…初々しい
小学校の授業参観に来る親ってこんな感じなのかな?
私は「たのしいこくご」のページをめくる
…やっぱ平仮名ばっかだなぁ…出てくるとすれば「音」とか「口」とか小学校一年で習う漢字ばっかり
知ってても知らないフリするのって…楽しい
キーンコーンカーンコーン
河合「もうこんな時間…じゃあ終わりにしましょう」
日直生徒「気をつけー!礼!」
「「ありがとうございました!!」」
あぁもう終わっちゃったか…次は「たいいく」か
もう着替え慣れてるからね、体操服に着替える事なんて序の口序の口…
…あれ?皆ここで着替えるの?
私が目にしたのは…男女問わず全員教室で着替えている生徒達だった
流石小一…まだ性なんて意識する年齢じゃないか
達也「健ちゃん早く体育館いこーよ!」
「あっ…とごめん、今行く!」
ちょっと驚いてボーッとしてた…
私は体操服に着替え終え、体育館へ向かった
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今日の体育の内容は鬼ごっこだった
流石ベテランっぽい河合先生、子供が喜びそうな物を考えるなぁ
そして今は給食の時間、この学年は席の配置で6つの班に分かれている
そのうちの2班が当番班と配り班の2つに分担される
当番班が給食をよそり、配り班がそれをクラス中に配る方式
今回私等の班はどっちにもなっていないため座って待つ事にした
河合先生は当番によそり方とか色々をレクチャーしていた
…いやぁ待つ方は楽で良いね、うちの名誠小もその形式取り入れれば良かったのに
そう思っているうちに給食は全部揃った
「「いっただっきまーす!」」
合図とともに食べ始める、何人かデザートを巡るジャンケンに参加しに行っていた
今日のデザートはヨーグルト、給食初日からこれは最高だね
私は問題なく給食を完食した。その時までは……
給食が終わり片付けも終え、帰りの会が始まった
先生が手紙を配っていく、それを読もうとした時、何か違和感を感じた
あれ…なんか身体中がムズムズしてきた……痒い…痒ぃい!!
私は異変を察知し、服の裾を捲った、
両腕とも真っ赤になって発疹みたいなボツボツがいくつも出ていた
…何でこんな急に……
河合「それでは明日また会いましょう、さようなら」
「「さようなら!」」
突然来た原因不明の痒みと格闘している内に解散となってしまった…
圭祐「ねぇ健ちゃん帰りに秘密基地見に行こう!」
「あ……うん良いよ」
私はまだ痒みが治まらないまま下校し、圭ちゃんと共にあの公園へ向かう事にした。
今回健二sideとネタが少し被ってしまってすいません…
4日目はもう一話ずつやります。




