14話side真子 ゲームショップwith父親
14話side真子です。
無事卒業も出来ましたので暇を弄んでおります。
日曜日、ここまで来てもまだ元に戻るんじゃないか?
と淡い期待を抱きながら起床した私はもう慣れた手つきで着替え、下に降りる
「おはよ」
光秀「よ、健二おはよう!」
熱い父親さんが既に起きて新聞を読んでいた
私が寝るまで帰ってこなかった…結構遅くまで仕事してたんだ
「…お母さんは?」
先程から母親さんの姿が見当たらない
光秀「あぁ母さんは仕事だ、」
また今日も仕事かぁ、毎日大変そうだな
光秀「今日は休みだし…夏子が起きたらどっか行くか!
そうだな…健二は行きたい所とかあるか?」
凄い…良いな、この家って家族で遊びに行ったりする事が当たり前なんだ
でもやっぱり気が退ける…しかし遠慮したりしたら変に思われるかも…
「えっとじゃあ………」
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光秀「本当に健二はゲームが好きだな」
「うん」
結局導き出した結論は一番無難な場所で行きそうな所…
ゲームショップに私達は来ていた
我ながらナイスチョイス
夏子「わぁ~…」
夏子は来たことの無い場所なのか好奇心でキョロキョロ辺りを見回している
この可愛さは反則的すぎる…
そう言う私もこういう場所は初めてでちょっと気持ちが高揚していた
光秀「じゃあ入学記念として…どれか一本好きなの買っていいぞ」
「えっ本当に!?」
なんて良い人なんだろう…
こんなにソフトが並んでいるなんて…宝庫…
恐らく昔の私(と言っても転生前だから最近)なら気にも留めないだろう
仕方ないじゃん、はまっちゃったんだから
あっそう言えばTVでチラっと見たあのパズルゲーム面白そうだったな…
いやあの謎解きアクションゲームも捨てがたい…
かれこれ15分程悩んだ末、選び抜いた
「これで良い?」
光秀「ん?それにするか?」
「うん!」
結局ボールで捕まえたモンスターを育てて戦わせ、図鑑を完成させると言う内容の
超有名な育成型バトルアクションに決めた
…パズルとか謎解きアクションは一度やったらもう分かっちゃって
2週目以降はつまらなくなるし
だったらやり込めるゲームの方がお得だからね
私は父親さんに内心悪いなぁと謝罪しつつ
家に帰った後、早速起動し始めた
主人公の名前は…普通に「けんじ」でいっか
ヒュゴオォォ……
風が強くなっている…台風でも来てるのかな?
…まぁこの家丈夫そうだし心配ないよね
さてと…ん?最初のモンスター3匹からどれか一匹を選ぶ…と………
……その後も私はそのゲームをプレイし、転生後の休日はあっという間に過ぎて行った。
次で転生後の休日は終わりです。
130ptも越え、感無量です…
もうちょっと日常編にお付き合い下さい。




