10話side健二 買い物
前回の更新からずいぶん時間が経ってしまいました。
楽しみにしてくれていた方、すいません!
アパートに着き、俺は階段で美智子さんにおぶってもらい家に入った。
もう羞恥心は捨てるべきだ
そのまま流れる様に自分の部屋に戻っていく
ちなみに自分の部屋ってのは真子の部屋だ、
面倒なので今後は省略致します。
美智子さんは昨日と同じように資料などをまとめている
正直言って…暇だ、何もやる事がない
外出とかしてこの街を探索してみたいが、
あのバカ親っぷりだと多分「危ないから」と言って許可されない
テレビ見に行くのも…なんだかなぁ
前の俺にはこういう時間も暇つぶし出来る物はたくさんあった
漫画だって大量に購入してたし、P○Pviteや3D○と言ったゲームもあった
受験勉強の合間に良くやっていたものだ
今俺の家が存在していたとしても全て今の時代にリセットされているだろう
漫画もゲームもあれだけ必死に集めたからなぁ…すごい喪失感
この家には漫画もなければ当然ゲームもない
しかもこの時代には上二つのゲームはまだ発表すらされていないのだ
その前世の生活に慣れすぎた俺にとって暇つぶし道具が何もないのは辛い
さて…何をしようか…
美智子「真子ちゃ~ん♪お買い物行こ~」
GOODタイミング、これで時間をつぶせそうだ
俺と美智子さんは車に乗り込み、発進させた。
これはこの街を知る良いチャンスかもしれない
俺は窓の外を覗きこむ、集中……
美智子「真子ちゃん小学校どうだった?」
「あ…面白かったよ!」
美智子「そう!?良かったわ~」
ふぅ…このタイミングで急に質問されてちょっと焦った…
美智子「じゃあ…お友達できた?」
「えっ?」
――――――――――――――――――――――――――――――――
どうやら着いたらしい、某ショッピングセンターだ
あの後も俺は美智子さんからの質問攻めにあい、外を全然見れなかった…
ど怪しまれない様に神経を集中させて答えていたためちょっと疲れた
仕方ない…帰りがまだある
俺等は車を降り、店の中に入った
エレベーターに乗り、美智子さんが目的の階のボタンを押す
ん?その階は…まさかこのパターンは…
俺の脳裏にある事がよぎった
美智子「ほら真子ちゃん!これ可愛いでしょ?」
衣服コーナー、買い物と言うのは俺の新しい服を買う事だった。
正確には「真子」の服なのだが、そんなことは考えられない
美智子「じゃあ真子ちゃん、これに着替えよっか♪」
なぜなら俺は今、美智子さんと試着室にいる、
もう羞恥心で顔から火が出そうだ…
何も考えない様にしても不可能、可能なら助けを呼びたい
つい最近まで男子中学生やってたんだ、
こんな振り振りスカートを半強制的に着させられている、
さらにここは自宅じゃなく公共施設だ、無理はないだろう
美智子「はい出来た♪」
やっと拷問の様な時間も終わったか
俺は目を開けて全身鏡を見る
「おぉ…可愛い……」
不味い、つい口に出してしまった。
美智子「本当!?じゃあ決まりね!」
良かった…最初の「おぉ」は聞こえて無かった様だ
この身体で似合わない感心の声、聞こえていたら不味かった…
街子さんは会計を済ませ、この階を後にした。
ちょっとこの話を駄文にならず、どう表現しようか悩みましたが、
無事書ききれました。
これからはもっと頻繁に更新が出来るように努力します。




