7話side真子 圭ちゃん&たーつん
7話の完結です。
私は校舎の中に入る
あれ教室どこ?何組?
…そうだった、1クラスしかないんだった…
私は1ねん1くみの表札がある教室へ行く
大丈夫だよね、気付かれないよね?
私は教室の中に入った。
机に乗っている子、元気に走り回っている子、座って話をしている子
朝なのに元気だなぁ、これが小学生…
??「ああー!健ちゃん!ちょっとこっち来て話そうよ!」
声が聞こえた。…健ちゃんって健二の事?
…この子の保育園の頃の友達!?
私はとりあえず声の元である男の子の所へ行った。
??「小学生だよ健ちゃん!」
不味い…まだこの子の名前も知らない
話を続けていったらボロが出てしまうかもしれない…
「そ…そうだね!」
どうしよう…名前を出さずに会話が出来るか?
…いや、あだ名で呼んでいるから頻繁に名前で呼びあってるのかも…
???「健ちゃーん!たーつんー!」
おぉっ…もう一人増えた…
んん?今この子健ちゃんと「たーつん」って…
もしかしたら…この子のあだ名!
思わぬ形で名称を知れた。とりあえずラッキー♪
たーつん「圭ちゃん!」
「圭ちゃん」は多分さっきの子のあだ名だろう
これで2人のあだ名を知れた。
名前で呼ばなくてもあだ名で呼べればOKだ
良かった…焦った…
圭ちゃん「ねーねー僕ね、九九覚えたんだ!」
九九ですとは…
圭ちゃん「いんいちがいち、いんにがに……
くくはちじゅういち!」
すごい、掛け算は小2の範囲なのに一つも間違えて無かった
…馬鹿にしてる訳じゃないんです。
「圭ちゃんすごいね!」
圭ちゃん「ありがとう健ちゃん」
たーつん「…僕も九九知ってるよ!いんいちが……しち!」
圭ちゃん「たーつん、しちじゃなくていちだよ」
「たーつん」は負けず嫌いなんだ、可愛いなぁ…
するとここで先生が教室に入ってきた。戻らないと…
「じゃあ後で!」
たーつん「分かった!」
……私って順応力高いのかな
私と「圭ちゃん」含めみんな席につく
先生は黒板に平仮名で文字を書き始めた。
先生「今日からみんなの1ねんせいの先生となった
河合先生です。皆よろしくね」
「「はーい」」
先生「じゃあ先生は今から皆の名前呼ぶから元気いっぱいに返事してね」
慣れてるなぁ…
淡々とした口調で子供に優しいイメージを与える
まさにこの人はこの一年一組に適役だ
先生「高村健二くん」
この人は教師歴何年くらいだろう、
10年以上はやっているな、確実に
先生「健二君?」
「は…はい!?」
先生「ボーっとしてちゃ駄目ですよ健二君」
皆に笑われた…恥ずかしい……
いやぁ健二ってなかなか慣れない…
順応力高いんだが低いんだが
その後の朝の会は問題なく続き、
最後に先生の話で無事終わった。
この7話って30分分じゃん!
…と気付きました。
遅すぎますよね…要約が出来ないんです…(泣)
次回8話も7話の引き続きです。
文字の少なさは決して話数稼ぎなんかじゃありません!
許して下さい!




