7話side健二 愛花ちゃん?
7話です。遂に学校内編スタートです。
「行ってきます」
母「行ってらっしゃい♪」
俺はそう言い車から降りた。
なんだか昇降口が新一年生と思わしき子供達でにぎわっている
もっと近づいて確認しよう。
…どうやらクラスの割り振りが書かれている紙が貼られているようだ
3クラスと言うのは…流石多いな
俺は全て平仮名で書かれている名簿の中から「ながしままこ」の字を探す。
1組か…早速教室行こう
俺は上履きに履き替え、1ねん1くみと書かれた教室へと向かった
俺は緊張してた。
バレないだろうか…と言う不安を抱えて教室のドアを開ける。
無事怪しまれる事無く入れた。
良く考えたら…俺の今の容姿はどこから見ても小さくて可愛い小学1年生だ、
普通にしていればバレる心配なんて皆無だった、
鬼ごっこをしている子もいる…朝から元気だなぁ
皆初々しくて可愛い…
言っておくが俺はロリコンでもショタコンでもないぞ!
これ位の年齢って誰だって可愛いって感じるはずだ!
自分の席は…黒板に大きく貼られてる紙が多分座席表か、
一番後ろの席だった。ベストポジション
何か後ろの席って良くない?
俺は指定された席へに座ると一人の女の子が俺の元へ来た。
…誰だろう?
??「おはよ真子ちゃん!同じクラスだね!」
まずい、この子は真子の知り合いか…
「そうだね、ええーと……」
名前、この子の名前は…
??「真子ちゃん?」
ちょっと怪しまれている、早く返さないと…
そうだ!名札…
「愛花ちゃん」
愛花「うん!真子ちゃんのランドセルピンクですごい可愛い!」
どうにか難を逃れた…
この子を見てるとなんか小さい頃の妹を思い出す。
無邪気で元気、懐かしい感じ
「ありがとう、愛花ちゃんのランドセルも水色で可愛いね」
愛花「そう!?これ愛花が選んだの!お空が好きだからこの色にしたんだぁ!」
本当に純真で可愛いなこの子は、
この子は今の俺を真子だと信じて疑ってないだろう。
俺は罪悪感を覚える
こんなに純粋で無垢な子を騙しているのか…
かといってバラす訳にもいかない
仕方ないのだ、この事は…
しばらくすると担任らしき人が教室に入ってきた。
愛花「あぁ先生来ちゃったぁ…また後でね!」
「うん分かった」
もう8時か…ボロが出なくて良かった
愛花だけでなく他の生徒もそれぞれ自分の席へと着いて行った。
それにしても随分若い先生だな
先生「え~皆さん、ちょっと前を向いて下さいね~。」
先生は黒板に平仮名で自分の名前を書き始めた。
先生「俺がこの1年1組の担任をする神谷です。
神谷先生と呼んでくださいね?」
「「「は~い!」」」
先生「じゃあえぇっと…」
神谷先生はおもむろにポケットから紙を取り出した。
今日の日程とかを確認しているのか…?
やはりこの人は教師になって恐らく初のクラス持ちなんだろう
どうりで固い口調な訳だ
先生「今から皆さんの名前を呼んでいくので、
呼ばれた方は大きな返事をして下さい」
先生が一人一人名前を呼んでいく、
俺はもちろん真子として返事をした。
…あれ?なんか聞いた事のある名前が聞こえたような……気のせいかな?
出席の後の先生の話も終わり、朝の会は終わった。
なんか矛盾している文や誤字脱字等があれば気軽に言って下さい。
あと…出来れば感想も下さい。
図々しいかもしれませんが、僕にとっては大きな力になりますので
宜しくお願いします。




