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6話side健二 初登校

転生2日目です。



美智子「真子ちゃ~ん朝よ~」


俺は美智子さんの声で目を覚ます。

今世2回目の朝だ


…やっぱり戻ってないか…

まぁ昨日の時点で多少諦めもあったが…


私服に着替えて朝食を食べに行く


スカートとは…違和感がすごい

まるで何も穿いていない様だ

俺は変態でもなければ特殊な性癖でも何でもない。

当たり前だがスカートを穿くという経験は生まれて初めてだ


ちょっと短すぎやしないか?

一般の小学生ってこんなもんなのか?


そんな疑問を抱えつつ、朝食を食べ終えた

俺達は登校の準備をしていた。


今日は恐らく授業を行わないだろう、

教科書配布や掲示版作成等で終わると思う


美智子「真子ちゃん、ランドセル姿撮ろっか」


おおぅそうか…ランドセルかぁ…


今から通う小学校は1年だけが黄色い帽子をかぶる事になっている

ピンクランドセルの上に乗っていたやつか…


部屋からランドセルと帽子を持ってきて装着

既にカメラの用意が万全の美智子さんがいるリビングへ


美智子「まぁすごく可愛い!似合ってるわ真子ちゃん!」


元男の俺にとって可愛いと言われるのは正直微妙だ…


美智子「はい笑って~」

とりあえず笑顔を作り、顔の横でダブルピースをする。

パシャッ


美智子「奇麗に撮れたわ~見る?」

俺は美智子さんに勧められ、カメラの映像を見る。


…可愛い!

自分で言うのもなんだが…確かに似合っている。

この写真だけ見たら普通の無邪気な新小学生にしか見えない。

中身男子高校生だとは絶対に思われないだろう。


美智子「次は横向いて~はいチーズ♪」


美智子さんはその後も数枚写真を撮った


美智子「じゃあ小学校行こっか」


俺達は外に出た。

すると忘れかけていたある事を思い出す。


ここは5階だった、あの長い階段がある


もちろん前の俺だったらこの程度の階段なんて事無かったのだが

今の俺は断崖絶壁の様に感じている。

階段ってこんなんだったっけ?


しかし昇りだけでなく

降りまで美智子さんに手間をかけさせる訳にはいかない


ここは一人で頑張るしかない、

俺は決心した。


――――――――――――

…やっぱりキツかった…

今日はランドセルも背負っている為、余計キツく感じた。


俺は美智子さんに疲れている事を悟られないよう、車に乗り込む

何故かって?

今の降りの階段で疲れている事を美智子さんに知られると

降りもオンブになる可能性が高いからさ


美智子さんは車を発進させる。


…そう言えば

俺は昨日から余計な事言って怪しまれないよう、ほとんど喋らなかった。

母の美智子さんはその事に何も突っ込まない。

と言う事は元々真子は口数が少ないおとなしい子だったのか?

そうだとしたら本当に助かる。

黙っていても怪しまれないなんてものすごく気が楽だ


もう一つ、

昨日父親は帰ってこなかった

そもそもいるのだろうか?

それとも複雑な家庭?


そんな事を思っている内に、車は「明誠小学校」へと着いた。

このペースだと完結するまで何話になるんだか…


それでも頑張ります。

なので応援お願いします。

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