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Person to browse  作者: 黒金 樹
序章
5/6

Person to browse- Prologue=終

この話はどうなるのだろう

…ついていくと、軽く街の案内をされた。

この島は、普通に、というか、普通とは言い難いようにも思えるが、人が住んでいた。家があり、店があり、通貨がある。通貨は今までどおり使えるようである。

「まあ、こんな感じだな、連絡先を渡しておくので、困ったら連絡するといい」

連絡先も、やはり、見たことのあるドメイン(アドレス)<ドメインとは、メールで@~と続く、キャリアなどのメールサーバーの名前のようなもの>であった。

親には、寮暮らしをする、という名目で、この島に連れられた。


学校は、あるにはあった、が、一応、あの研究所の施設の一つらしい。まあ、そんなもんだろう。

で、僕は、案内をしてくれた人が隊長となる、分隊に配属された。

今後は、このチームで異世界に飛び、調査などの作業を行うようだ、が、やはり訓練が先らしい。


これから、どうなるのだろうか‥。


知らない世界だと、不安が拭い切れないのは、誰だって、同じだろう。少なくとも、僕はそう思う。


あの後、自由に街を散歩した。

街は、やはり、どこにでもあるような街だった。

此処は、どういう場所なのだろうか、と疑問に思う。帰ってから聞いてみよう。この街、と言うか島は、地図を見る限り鉄道も走っているようで、島はほぼ円形。形をちょっと乱しているのは、ところどころにある港。だが、左右対称になっている。中央でクロスするように島を四分割して通っている、鉄道と脇の道路。中央にはターミナル駅と、その周辺に学校、研究施設等があるようだ。そして、島の外周、堤防的なものがある。

…よく見たら、歯車の形状であることに気がついた。


散歩を終え、先程疑問に思った「とう言う場所、あるいは島なのか」を、所長に聞いてみた。

「あまり、詳しくは言えないけど、此処は日本であって、日本ではなく、また、地図には載らない、武装国家…、なんて言うんだろう、秘密基地、みたいな感じ、かな。わかりづらくてごめんよ~」

笑いながら、説明してくれた。いまいち分からないが、つまり、雑把に言えば治外法権的な感じだろうか。

「認識は概ねそれでいいと思うよ。まあ、此処にいれば、そのうち分かるよ。」

つくづく適当な人だ、と心のなかで思った。

「まあ、とりあえず、君の部屋に戻りなよ。あとでこの島の詳細の地図を置いとくよ」


そんなこんなで、新しい生活が始まるのだった…。

一旦しまいとなりやす

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