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バレなければ大丈夫

Gが扱いやすい・・・

午後の授業はコース別になるため、レイナとリーナとは別れる


ちなみにリーナは弓兵コースだ


ジルとシンは同じ魔術士コースだったために授業は一緒だった



「なぁ・・・とてつもなく嫌な予感がするのは気のせいか?」


「気のせいじゃない・・・見ろ」



ジルが示す方向には・・・ヤツがいた


金髪のGが・・・



「なんでいんの?あいつ、一応騎士だろ・・・」


「アイツは騎士と魔術の二つのコースを持ってるんだ


普通は不可能だが学年1位という結果で可能にしてるんだ」


「うわ、面倒なヤツ・・・」



ジルの説明に盛大なため息をつく


しかもGは明らかにこちらに向かって来ていた



「さっきは何をしたのか、知らないが小賢しい真似をしてくれるじゃないか」



笑顔・・・Gの表情は笑顔だが目は笑っていない

不機嫌そのものだ



「いや、自分何もしてませんが?

何かの間違いじゃないですか?

例えば教員が場を抑えるために君を気絶させたとか」



できるだけ穏便に済ませようとジルがそう言うが・・・



「雑魚は黙っててくれないか?

口出しするなら僕より実力をつけてから言いたまえ」


「グッ・・・」



そう言われたジルは黙るしかなかった


シンは沸き上がる怒りを必死に抑え、Gを交わす策を考える


(話し合い・・・はタメだ、こいつに言葉は通じねぇ

潰すのはレイナに迷惑かかるし・・・面倒だな

あっ、面倒だからコレでいいか)



シンは気づかれない程度にザリチェをGに傾け・・・



「レイス・・・」



再び紡いだ術により、Gは二回目の気絶



「先生!G・・・じゃなくジリス君が倒れました!」



何も知らない、戸惑いの演技をするシン


それを見たジルはクククッと笑いを堪えながらシン同様に演技に加わった



その後、教員により運ばれていくGを見ながら二人はニヤついた



「シンも人が悪いなぁ〜」


「ジルこそ、目の前で術使うの見て平気な顔して演技してるじゃん」


「まぁな・・・」



互いに目を合わせて沈黙・・・そして二人して盛大に笑った


その後教員が戻ってきて何事もなく平和な授業を過ごしたシンとジルであった






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