「栞作りをしたら急に仕事を変えてしまいました。」
批判禁止っ
「なんだかなー……」
左手に持つコンビニで買ってきた焼きそばパンをゆっくりと口に誘いながら、
不平とは違う意味でため息混じりにその言葉を吐いた。
右手にはマウス。
ススーッとスクロールしてはカチカチッとダブルクリック、繰り返しの合間にキーボードを打ち込むこともあり、
部屋の主な音は操作音。
ススーッ カチカチッ ススーッカチカチッ
つまらない
頭に浮かぶことの大概にこの言葉がついてくる。
これがなんつーか…… 『追加ダメージ』っつーか『状態やけどor毒』っつーか…
気持ち的な問題なのはわかりきってるんだが……
『つかの間の休息』ではないが、たまに携帯をいじっては 何か 探してみる。
探しているものは決まっていないがこの変動のない生活から心だけでも、
「今なら一瞬だっていいから抜け出せることはできないか」とあれこれ検索してみている。
が、チマチマ探しながらも計一時間は経っているはず…
広い広いweb内から俺の目が光るような物がないわけナイのに見当たらナーイ。
ハハハ……
「畜生
笑ってもつまらないいぁぁぁぁぁぁぁ………」
今のは当人のセンス、テンションがいけないが
とにかくこの退屈な気分をどうにかしたいというわけだ。
Pロリン
「ん?」
新着メール ――
友達のいない俺の携帯が cメール を受信することは初めてだった。
送信者は 『classmate』――
このメールが、
彼ヲ変エルコトニナル