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ファチッ!!

佳織と麻美と暮らして伸弘も1週間たつ。

お祖父さんが言うには、いくら可愛い孫が言おうと、

ワシが伸弘を、駄目だと判断すれば…今からでもこの話は無し。

そのためにまだ学園の編入手続きをしていなかったらしい。

お祖父さんは一度言い出すと聞かないので、

麻美と佳織の必死のお願いも虚しく、伸弘を信じるしかなくなった。

今、現在大きな箱に入ってスネーク中。



「して、伸弘よ…正直に話せ。」

橋田家当主が口を開く。

異様な雰囲気の中、伸弘は箱が気になっていた。

「はい。」

「フェチとかあるのか?」

……このお祖父様は何を言っているのだろう。

潤一郎的には、この話は外せない。

伸弘のフェチによる、孫娘の反応が気になるのし、

なによりこんな緊張したままじゃ、話にならない。

案の定、箱が揺れる。…初心すぎる。




「フェチですか?」

「そうじゃ。]

OH!真剣な目つき!

…冗談では無いらしい。

「声とか足とか…ですが…。」

伸弘は、しどろもどろに答える。

―――ガタンッ!!!!

何故か箱が揺れた。

「…箱が…揺れた…?」

「ちなみに、わしは乳じゃな、乳!!!」

拳を握って、力説をする変態爺さん。

あんた何歳なんですか…さっきまでの雰囲気はどこかに取っ払われた。

「乳は本質じゃない!大事なのは……って!!箱!箱!」

箱を指差して、わたわたする。

「はて?箱じゃなくて【乳】なんじゃが…。」

おいッ、このおっさんどうにかしてくれよ!

ところどころおかしいよ!!




「せまっ…麻美!!足、足踏んでるって!」

佳織と麻美は箱の中。

声は潜めている。

先程まで、祖父さんとお話をしていたのがだ、交渉決裂。

それに伸弘の到着が思った以上に早かったので、

たまたま部屋にあった箱に入っております。

…何故、こんな部屋に箱が?

真相は闇の中です。

「ごめんなさい……もう、入って来ますよ…。」

更に声を潜める。

『大島伸弘…参りました。』

そして、美少女のくんずほぐれつは置いておいて…。

『フェチとかあるのか?』

…………。

「「ファチだって?!」」

声を潜めているが、2人は最大限に声を出す。

ファチって、フェチですよ。

『声とか足とか…ですが…。』

「男って…男って…」

――ガタンッ

佳織がぶつぶつと言う。

「ふっ――男は、そんなものですよ。」

麻美はさも男を知ってるように言う。

知らないんですが!




結局、伸弘はごまかされて先に進む。

「して、本題なのだが、今の生活はどうじゃ?」

なるほどッ!

今までの話は緊張を緩和するためのものだった…ということにしておきます。

「まだ、一週間ですが。だいぶ慣れてきました。」

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