2 キャラメイクって楽しいよね
ふふふふふ。やってやりましたよ教師ども。
地味に難しい問題をいくつも作った課題を片付けてやりましたよ。
机に散らばったプリントとノートを前に私は机に突っ伏しながら深いため息を吐く。
これでアストレを思いっきり遊べると考えると清々しい気分だ。
確か今日からサービス開始だったよなぁとふと時計を見てギョッとする。
もうすぐアストレのサービス開始時間だ。
やっば。急いで顔洗って歯磨きしないと。トイレも済ませて、朝ごはんは…食べなくていいや。
パパッと支度を済ませると枕元に置いていたVRゴーグルをそっと持ち上げる。
「じゃあ……やりますか」
時刻が10:00丁度に私はログインした。
《Astrellia Online 》起動します。
光の中をゆっくり落ちていくような、浮いているような、不思議な感覚がする。
『キャラクター名を入力してください』
おっといきなりか。
名前は一緒でいいでしょ【マリ】っと。
『アバターを作成してください』
目の前に私そっくりの人が現れた。
顔をいじろうと触ると『種族を選択してください』と出た。
なになに、人間、獣人、エルフ、ドワーフか。
どれにしようか悩んでいると下の文字に気になる内容が書かれていた。
『種族によってステータスが変化します』
詳細を見ると人間は平均的なステータスで、獣人は腕力と俊敏が上がりやすいが他のステータスが低く、エルフもMPと知力が上がりやすいが他が低い、ドワーフも防御と器用が上がりやすいが他が低いと人間以外は長所と短所があるらしい。
「うーーん、別に私は戦闘とかしないからドワーフでもいいけど種族を変えてまでなりたいわけでもないし……人間でいいかな」
人間を選択すると現れた私そっくりのアバターがいじれる様になった。
ここで種族を変えてたならケモ耳や尻尾、とんがり耳等変化があったのかな?
早速顔のパーツを弄ろうとすると沢山の顔のパーツがズラーーーっと表示された。
いや多いわ。
目を大きく見える様にするために少し弄る。
うーーん、あんまり現実の私と変わらないなぁ別にいいけど……あっ涙袋も入れちゃおー。
目の色は明るい青色にする事にした水色に近いかも。
髪型は何にしようかな?
うーーーん、沢山あるなぁ…あっこれにしよ。
沢山ある髪型の中から私はウェーブがかったロングヘアにした。色はダークブラウン。
あっ、身長って弄れるのかな?
弄ろうとすると±5cmまで行けるらしいので5cm伸ばした。
最終確認するためにアバターをみると目の色や髪型を変えただけで魅力的な大人な女性になった。
「顔は目しかいじってないけど変わるもんだなぁ。ちょっと変えただけで別人だわ」
一瞬、現実の私も髪型をウェーブがかったロングヘアにしてカラコン入れて目の周りをメイクしたらいけるのでは?と思ったが面倒になって考えるのをやめた。
完成ボタンを押すと自分の姿がさっき作ったアバターの姿になった。
おぉーーーいいね。
『職業を選択してください』
何にしよう?響は戦士職で海斗は魔法職って聞いたしなぁ、2人をサポートできるのがいいな。
無難にプリースト?でも面白味がないし……。
ズラーーーっと職業を流し読みしながらスクロールしていると一番下の文字が点滅していた。
「アストラリスト?」




