そして帽子を目深にかぶった
「第5回下野紘・巽悠衣子の小説家になろうラジオ大賞」への応募作品です。
白いワンピースのその人が足を踏み入れると
コスモス畑はモネの絵になった
彼女の髪を揺らしたそよ風が
彼女の芳しさを僕に届ける
ああ、手の届かない
年上のひと
ぼくはただ
ほんの少し傾いた青空照明の
その絵一枚きりの美術館で
案山子になり
目の前に広がる絵を
飽くことなく眺めている
不意にモトクロスを気取った爆音が
コスモスを踏みしめ
彼女の周りに
いびつで無粋な円を描いた
それなのに彼女は
はしゃいで男にしがみ付く
男はその唇を塞いだ後
ヘルメットで彼女の外界を閉ざし
爆音と共に
連れ去ってしまった
残された僕は
壊れた世界の傷跡を眺め
ただただ帽子を
目深にかぶった
どうです!!
私、黒楓だって下品を我慢すれば、このくらいは書けるのです!!(*^^)v
皆様!!
中途半端に“ぶってる”しろかえでに騙されてはいけませんよ!(^_-)-☆
と、ディスるのはこのくらいにしておきましょう……
午後は“黒楓”名義の『冴ちゃんのクリスマス』をヤツに書かせる予定なので……( *´艸`)
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