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宣戦布告という名の復讐ーその後の話ー

戦と終の連絡が途絶えた。

俺達は察した二人の今を。

息子と娘を失ってしまった事に毎日涙を流す日々。

危険な場所に二人を仕向けたことに後悔はないと言い聞かせるも、心の天気は中々晴れない。

「次はどうでる?」

公安のトップ、戦の父は静かに問う。

「もう手は打ってある」

警察のトップの終の父は、怒りを静かに見せている。

警察と公安のトップの間に流れる、冷たい風。

「ほう、それはどんな・・・・」

パサリ机に置かれる、資料を見て目を見開く

「裏と完全な戦争をする、その為の台本だ」

手に取るとさらに伝わる、彼の怒り、息子を思う気持ちはやはり親だとは思う。

まあ気持ちは分からなくはない、でも

「殺れるのか?」


「ああ、もう駒は揃えてある。警察と公安のミックスだが・・・」

コンコンコン

「入れ」

「失礼します」

ガチャ


スタスタと入ってくる、黒いスーツの男女の集団。


「彼らが、掃除屋だ。裏に潜むゴミのな」


「なるほど、確かに殺れそうだ。面構えが違う」


死んだ目の奥底には、どんな過去が眠ってるのか?


「さて」

立ち上がる警察のトップ。


その頃の同じ時間、違う場所で開かれる裏の会議にて

裏の大5柱の1柱、が椅子から立ち上がる。


「よく聞け!裏という存在は表世界に適応出来なかったゴミだ」


「よく聞け!表という存在は裏世界に適応出来なかったゴミ共だ!」


まるで道を違えただけの兄弟なんじゃないかと思うほど、息を揃える。


「戦争が始まる」

「裏と表の覇権を争う戦争が始まろうとしている」



二人は似た笑みを浮かべて


「「我々が勝ち、世界を逆転させよう!!/じゃないか!!」」

二つの世界で歓声が上がる中で、

目の色が変わる者もいた。

それは、強き意思を持つ戦士で、どう相手を殺そうかという思考を浮かべていた。



表と裏の戦争の裏には、復讐の文字も含む。


さあ、殺しあおう!


お互いの欲が満たされるまで!!!














ーあの世ー

「「わぁー現世、大変そー」」(他人事)


なんて言いながら終の肩に戦がもたれかかった。


二人はこっちでも、元気にやってますよっ!

て伝わらないかぁー、あっちには。





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