やつか町現代妖怪・怪異辞典
【海】
・やつか町には海があるが、300年前に突然発生したものである
・それ以前の古い地図には存在せず、やつかという地名だけが残る
【置き配無限吸収呪文】
・呪文製作者:諫早さくら
・アパートに届いた置き配の荷物を全部吸収してしまう邪悪な呪文
【泣き女】
・元は死を告げる妖怪
・現在は靴下やワイヤレスイヤフォンの方割れを紛失した際に現れ、部屋の片隅で嘆く
・雑な生活を長く送ると定着するので注意が必要
【イヤフォンなくしおじさん(小)】
・小さなおじさんの変異種
・イヤフォンやリップクリームなど、いつの間にか無くなってしまう小物……それ、おじさんが盗んでませんか?
・いつも整理整頓を心がけておけば発生しない
【爆走フードデリバリー】
・調査の結果、怪異や妖怪ではありませんでした
【透明病】
・社会との接点を失った人物が後天的に透明人間になってしまうこと
・透明化は衣服にも及ぶ
【透明病(重症)】
・透明化が深刻化し、人々の記憶からも消え始めてしまう
・一般的な透明病とは関連性がない
【一粒万倍ミント】
・発生者:諫早さくら
・原因:一流万倍日にミントを植えた
・結果:アパート全域に繁茂した
【豆狸】
・山に住む狸が現代妖怪化したもの
・町を歩き回るが特に害はない
・喋る片手サイズのたぬき
【転生チケット】
・全日本魔術連盟が発売した魔法の道具
・一日だけ転生気分が味わえる
※注意:異世界には行けない
【謎の空き缶】
・やつか町の特定地区のみにみられる怪異
・地球上のどこにもない文字がプリントされた缶が発見される
【転売ヤー滅殺呪文】
・製作者:不明、逮捕済
・古物売買サイトにてランダムに送られてくるタイプの呪い
・転売ヤーがこれを受け取ると発動する
【米国式魔術メソッド】
・お金をリソースにして使う現代魔術
・ポイントカードやベルマークでも代替可能
・競技会では疑似通貨を発行し、取り扱う
【ダブルカウント】
・呪文を一度に二回分行使すること。使用者に過度な負担がかかる
・公式には十倍詠唱が最高記録
【カウントルール】
・競技魔術界の特殊ルール。判定になったときにカウントの数を競う
・競技者の健康を損なうので禁止になった
【魔法工学】
・魔法と工学を合体させた悪夢のような学問
・一時期もてはやされたものの、あっという間に廃れた
【小さなおじさん】
・代表的な現代妖怪
・生活面に気を配れば変異することはない
【世間様】
・やつか町の特定の家系に発生する。現代妖怪・怪異の枠には属さない
・取り扱い注意。マニュアルを参照のこと。また、マニュアルは支部長クラスの職員のみが閲覧できるものとする
【風呂の海化】
・やつか町で発生した事例
・子供の想像力の暴走によるもの
・現在トレーニング中
【家鳴り】
・古典妖怪が弱体化したもの
・家主が気を抜いているときに100均の吸盤を落とし、大きな音を立てる
【ドッペルゲンガー】
・古典妖怪がやや変異し、強化されたもの
・模倣元の人間になりかわろうとする傾向がある
・発生から長期間経過すると社会的な問題を引き起こすため速やかに駆除することが推奨される
・発生が確認された場合、警察への通報の後、自衛隊特別専門部隊による駆除が望ましい
【ポテトサラダおじさん】
・スーパーマーケットなどの総菜売り場に出没し、女性をターゲットに暴言を吐く
・インターネットで語られた迷惑なおじさんが都市伝説化し、さらに現代妖怪化したものと考えられている
【肩ぶつかりおじさん】
・人混みの中に出現し、女性をターゲットにぶつかってくる
・ポテトサラダおじさんと同じくインターネットミームが現代妖怪化したもの
【認知の歪み正しナックル】
・製作者:諫早さくら
・上記のおじさん系現代妖怪に対抗する最終兵器
【明るい家】
・問題行動がみられる魔法使いや魔女を収容する矯正施設
【簡単】
・????
【ちゃちゃっと】
・????
【豆しば】
・親指の爪サイズの小さな豆しば
・節分の豆を芝の上に撒いた後、回収せずにいると発生する
【イツマデ】
・古典妖怪が弱体化したもの
・姿形はカラスとほとんど変わらない
【シュッとした服】
・誰が着てもシュッとして見える服
・現在、怪異に該当するかどうか某大学研究室に送付して鑑定中である
【ターボババア】
・代表的な現代妖怪
・報告例は減少したものの、未だに現役
【鶴】
・恩返しに服をくれる
・詳細はやつか支部に問い合わせのこと
【アライグマ】
・タヌキ、キツネに並び、妖怪化の報告が上がっている特定外来種のひとつ
・人間に化け、マルチや宗教などの勧誘行為を行う
【猫】
・猫
【今は亡きデュエリストのデッキ】
・鑑定結果:持ち主の霊が取り憑いている
・使用することで除霊できないかどうか検討中
【カッパ】
・カッパ
・あまり形態変化が少ない妖怪ながら、夏のアスファルトで足ひれが傷つくなどの被害があり、街に出てこないよう対策が必要
【水】
・ただの水にいろいろな付加価値をつけて売り出したくなる。そんな洗脳を施すやばい水があるらしい。調査中。
【オマモリサマ】
・白い平たい石を三つ持ってオマモリサマの祠に行き、目をつむったままオマモリサマの周囲を回り、三つの石を重ねて積むことができたら願いが叶う。その際、ほかに積んである石の山を崩すと呪われる。小学生に流行中の噂話。あくまでも噂で実際に効果はない。
【誰でもない】
・ある日、突然青白い肌をした家族が増えている。妹かもしれないし、弟かもしれない。兄かもしれないし、姉かもしれないし、両親や祖父母かもしれない。誰でもない。
【自分だけの国】
・パスポートに入国スタンプを押すことで『自分と同じ考えを持つ人間しかいない国』に入ることができる
・被害者からの聞き取りのみで、スタンプの実物は確認されていない
【トロピカン・サマーアイランド】
・ホリシン案件。ビィ~バッ! トロピカン!
・皆様も良い夏を
【無限増殖組み立て家具】
・組み立てても組み立ててもいっこうに組みあがらない家具
・ほっとくと庭に城ができるぞ
【思い出アイスキャンデー】
・やつか町限定怪異
・いちばん楽しかった夏の帰り道に出現して、おいしいアイスキャンデーを売ってくれる
【元カノの生霊】
・相模くんの元カノの生霊。ドンマイ。
【的矢に憑けとけ】
・ちょっと退治しにくい幽霊を的矢くんにくっ憑けて時間稼ぎをする行為のこと
・根本的な解決にはならない