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法則に対峙する
「かくにん」
知っている、
あたりまえのこと。
人を殺してはいけない。
人を傷つけてはいけない。
人を貶めてはいけない。
人を謀ってはいけない。
ない、ない。
ないこと尽くし。
忘れないように、
頭の中のノートに
書き記す。
「善悪」
彼らは認めたくないのだ!
汚物にまみれ、
他者の物を横から
かすめとり、
それを良しとするモノが、
少なからず、
自身の胸の内にいることを。
「判断基準」
美醜の差異で
生きてちゃいけない。
戒めは
何重にもまいた、
鎖のごとく。
それでいて
何代にもわたる、
呪いのごとく。




