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DAY3~DAY4

 読者の皆様3日ぶりですね!


 知り合いからバトルシーンの描写が少ないとのアドバイスを受け、作者なりに考えたつもりです。初めてだったので上手く書けていないかも知れません。ご理解とご了承よろしくお願い致します。


 意見やコメントを残して頂けると嬉しいです!



それではDAY3~DAY4をお楽しみ下さい!

「久しぶりの都会だぁ~!」


 スピカは、いつもよりテンションが高めだった。


 ここは、集落から2時間ほど歩いた場所でビルが乱立していた。




「…それでどこに行くの?」


 アルフはいつも通りの感じで聞いた。


「とりあえずは食事処かな?」


「いっぱい歩いたから疲れたでしょ?」


 そう言ってアルフを下から覗き込む。


「スピカに任せるよ…」


…横に顔を反らす。


「よし決定!それじゃどこにするかな~?」


 スピカは楽しそうに食事処を見て回っていた。


 その間、アルフは周りを見ていた。


 スピカが探し回っている食事処や武器屋・防具屋それに、アクセサリーなども売っている所もあった。


「ここにしよっと!」


 スピカはある1件の寂れた店の前に立っていた。


 その名も

[誰もがビックリ!超激辛カレー屋]


「…2時間のウォーキングの後に食べるの…?」


「他にも行きたいとこはあったんだけど、やっぱりここでしょ!」


 スピカは満面の笑みで仁王立ちしていた…。


 中へ入ると、熱気が真っ先に顔を覆った。


「へい、らっしゃい!」


 そしてスピカと同じくらいのテンションで声が返ってきた。


「何にするの?」


「…じゃあ普通のカレーで」


「わかった!…超激辛カレー2つで(笑)」


「…えっ?」


「大丈夫だって!おいしいから食べてみなよ(笑)」


「…わかったよ。それで食べ終わったらどこに行く予定?」


「次は裏通りの武器屋。ここでしか売っていない秘伝アイテムがあるから…」


「秘伝なんてあるんだ…。」


「うん…。森の民にしか使えないアイテム…」


 そんな話をしているうちに真っ赤なカレーが2つテーブルに置かれた…。


「お待ちどうさん!スピカちゃん、ごゆっくり!」


 店員はそう言い残し、笑顔で厨房へ戻っていった。


「わぁ~!」


 スピカはいつになく笑顔でテンションは最高潮だった…。


「いっただっきま~す!」


 スピカは真っ赤なカレーに勢いよくスプーンを突っ込んだ。


…アルフは食べた瞬間に意識を失っていた。




「次は武器屋だったよな…?」


「そうだね…。アルフはこの辺で待ってて!場所を知られるとマズイから」


 そう言い残し、スピカは裏通りへと消えていった。


 アルフは何もする事がなかったので、辺りをうろつこうとすると、後ろから怒鳴り声が聞こえた。


「テメェ!どこに目ぇつけてんだ!」


 気の弱そうな男の子とそれを上から見据えているヤクザ風の男がいた…。


「ごめんなさい!」


 男の子は今にも泣き出しそうだ。


「ふざけんじゃねぇよ!」


 男は右の拳を振り上げ、男の子に殴りかかろうとした。


 しかし、男の拳はいつまで経っても振り下ろされない…。


…アルフが一瞬にして距離を詰めていたのだった。


 男の子が殴られるとわかった瞬間にアルフは地を蹴って男の後ろへ回り込んだ。


「その辺にしとけよ…」


「んだよテメェは!」


「今はフリーの…いや…雇われの身だ。」


「ごちゃごちゃとうるせぇよ!」


 男はあいていた左手で振り返りながらアルフの脇腹を狙った。アルフはそれを読んでいたかのように後ろへ飛び退き、居合い切りの要領で男の首筋を狙い寸止めをした。


「…まだやるのかよ。」


「くそったれ…」



 男は言い残すとアルフを一瞬睨み、そのまま帰っていった。






「お兄さんありがとう!」


男の子は笑顔でアルフに礼をした。


「これから気をつけろよ…」


 アルフは男の子の頭を撫でた。


「うん!」


 男の子は走って振り返ってお辞儀をすると、また走って帰っていった…。


「ふぅ…」


 アルフがため息をつくと、


「カッコよかったよ…」


 スピカがいつの間にか戻ってきていた。


「いきなりアルフが戦ってるからビックリしたよ」


「俺も予想外だったよ…。それで買うものは買ったのか?」


「うん!今日はこれで全部!」


「そっか…。じゃあ帰るか」


「今日はありがとね!」


 スピカは頬を染めながら言った。


「臨死体験もしたけど、このぐらいならいくらでもついてくるさ…」


「えっ…?」


 頬が更に赤くなる…


「何でもない!帰るぞ」


 そう言うアルフも顔が赤くなっていた…。




〈DAY4〉


 翌朝、村まで帰ると、村が炎上していた…。


「何よ…。これ…」


 スピカは声にならない声でそう呟いた。


「やっと帰ってきたのね…」


蒼髪のロングで碧眼の女性がアルフ達に話しかけた。


 彼女はアルフと顔を合わせると


「自己紹介は後回しね…」


「…別にいいけど、今の村の状況は?」


「芳しくないわね…。食料・衣類は全滅だけど、誰も死んでいないっていうのが奇跡ね…」


「…誰がやったの?」


 スピカが珍しく怒り口調だった。


「教会の人間よ…」


 ここで話についていけなくなったアルフは質問を口にする。


「依頼の時も気になったんだけど、[教会]って…」


「依頼の時も聞いたかもしれないけど、教会っていうのは私たちを神の命に基づいて弾圧しようって組織…。それに対抗してる私たちは実質、[反逆者]ってところね…」


「…反逆者」


 アルフはそう呟いた。


「今更怖じ気づいたの?」


 蒼髪の女性がアルフをちゃかした…。しかし、逆効果だった。


「違うよ。…逆に愉しいんだよ…」


「愉しいって…」


 蒼髪の女性は驚きを隠せなかった。


「それでやった人の特徴は…?」


 アルフは冷静に聞いた…。


「全員見ていないわ…」


「そうか…」


 アルフは肩を落としぎみにそう言った。


「村長の計らいで全員が街の隠れ家の方へ移動したわ…。…村長があなたの事は信頼すると言っていたわ。今から隠れ家へ行くからついてきて…」


「…わかった」


「スピカもついてきてね…」


「わかってるよ!」


「それじゃあ行きましょうか!」


 こうして[森の民]とアルフは拠点を街の隠れ家へと変えた。


 しかし、街には敵の本拠地[教会]があるのだった…。

 ようやく蒼髪の女性を出せました!…黒髪はいずこへ…。


 近くで出てくる予定です!

二人とも名前は決めてあるのですが…。出すタイミングが難しいですねぇ。


更新はこの状態を安定させる予定なので、この作品を読んで頂いてる読者様はこれからも贔屓にしていただけると幸いです。

それではまた次話でお会いしましょう…。

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