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鈍感なフリして全部見抜いてますが何か?

「君の心、全部見えてるよ。でも、それを言ったら傷つくだろ?」

高村勇人は、異世界に召喚された日本の高校生。与えられたスキルは《察する力》――相手の本音や感情が直感的にわかる、という地味で役立たずなハズレスキルだった。役立たずとして追放されるも、彼は笑ってこう言う。「……わかってる。でも、言わないだけだ」

だって、彼にはすべて察しがついていたから。
この世界の矛盾、人の嘘、そして――少女たちの恋心までも。

口ゲンカばかりのツンデレ騎士見習い・セリナ。
計算高くも優しい腹黒聖女・エイリン。
無口だけど真っ直ぐに心を向けてくれる魔族少女・ルーナ。

勇人は、彼女たちの言葉にできない想いを察しながらも、あえて鈍感を演じ続ける。自分が踏み込めば、誰かを傷つけてしまうかもしれないから。けれど、そんな勇人の優しさが、少しずつ周囲の心を変えていく。

陰謀渦巻く王都、明かされる聖女の過去、察しすぎるという呪いに苦しむ勇人――
痛快なラブコメとほんの少しのシリアスが交差する中で、勇人は決断する。

もう、察するだけでは終わらせない。
本音で語り合うことこそが、勇者としての使命だから。

これは――
本音が見えるからこそ、あえて鈍感を演じる優しさと、
最後に本音を語ることで始まる、新たな関係の物語。
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