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22 悪いのは僕?

すいません

うまく投稿できていなかったみたいです

 青紫の魔宝石伝説の将軍の亡霊が消滅し、僕は一息つく。さすが将軍の亡霊、人間だった頃よりも弱体化していたとはいえ、かなりの強敵だった。


「ふう」


「ふう、じゃないわよ。ステラを囮に使うなんて見損なったわ、サイテー」


 パフェに言われて、僕は弁明する。


「いや、そうじゃない。本当は僕が囮になるはずだったんだ。皆を遠くに離れさせて危なくなったら包囲して倒そうかなって。まさか魔宝石を持っている僕を最初に狙わずにステラを狙うなんて予想外すぎて。さすがは一国の将軍というか、僕よりも一枚上だっただけで」


「それをなんで最初に言わないのよ、サイテー」


「いやいや、露見たら困るかなって思って。それに言ったらパフェは止めるでしょ。無謀だって」


「当たり前よ。危なっか過ぎるでしょ。それでステラはやられる所だったのよ。頼みの綱のダンカイザーもまだ追いついてこないし。なんで飛んで来ないのよ、あのゴーレムは」


「そ、それは、ダンカイザーは調整中で僕との距離ならともかく、先頭のステラの距離まで飛ぶのは無理だったんだ」


「そんなポンコツ状態で召喚したの?ダメダメじゃない」


「いや、まあ、その通りです。ごめんなさい」


 僕はステラの方に向き直り頭を下げる。


「ステラもごめんな。まさか、あの亡霊が君を先に襲うなんて思っていなかったんだ。完全に僕の失策だ、ごめんなさい」


「いえいえ、私も今回の件で己が未熟を知ることができました。もし、BWダンジョンに戻ったら、一から鎗の訓練をしたいと思います」


「本当にそれでいいの、ステラ?」


「いいよ。正直調子にのってたと思う。騎士としてまだまだだよ」


「ステラがそう言うのならいいわ。今回はそれで許してあげる。お詫びとして喫茶店の特大パフェアイスを奢りなさい」


「ええ」


「あ、私もお願いします」


 ステラも笑顔で手を上げる。


「わかった。今回は僕が悪かったし皆に奢るよ」


 よしっと、はしゃぐ二人。

 そしてようやくダンカイザーがドシンドシンと音を立ててやってくる。

 ダンカイザーは大きさが6メートル程の巨大なゴーレムだ。甲冑を纏う巨大な兵士というより、所々に角がありゴテゴテしつつも流線形状のフォルムは、アニメに出てくるロボットのような姿形をしている。要するにバ○ってるのだ。

 このダンカイザー、実際かなり強いのだが、微妙に大きくて使いどころに困るというのが本音である。

「遅いわよ、ダンカイザー。もうとっくに終わったんだから」


「ガッ」


 そう言って、ギュウイインと体が鳴って、目の部分がギュンッと緑色に光る。どうやら謝っているようだ。


「あなたは悪くないわよ、悪いのはこいつなんだから」


「うう、すみません」


 許してくれるんじゃなかったのか。


「それで、これからどうするの?」


「この魔宝石を持ってギルドに戻るよ。またあの亡霊が蘇らないとも限らないし、ギルドからエルフの頼んでもらって解呪してもらうよ」


「ふうん、まあ、いいけどね」


 ばつが悪そうにするパフェ。ハイエルフの彼女なら、一般のエルフよりも高度な解呪魔法を使えるはずなのだが、実は忘れやすくとっさに呪文が出てこない時がある。


「なによ、その顔、なんか文句がありそうね」


「いえ、なにも」


 とりあえず問題は一つ片づいたし、一度地上に出てBWダンジョンに向かおう。次こそC級ダンジョン攻略だ。


次回投稿は3月20日11時頃です

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