花が咲いたら…(200文字小説)
街で見知らぬ女性に花の種を貰った。
「花が咲いたらいい事があるわ。そして、その花は絶対に枯らさないで」
僕は植木鉢にその種を巻いた。
数か月後、きれいな花が咲いた。
その夜、一人の女の子が僕の部屋に舞い込んできた。
「行くところがないの」
一晩だけ泊めてやる事にした。
彼女はそれから僕の部屋に居ついてしまった。
そして、僕は彼女に夢中になった。
それ以来、花に水をやるのを忘れた。
彼女が居なくなった。
花が枯れていた。
街で見知らぬ女性に花の種を貰った。
「花が咲いたらいい事があるわ。そして、その花は絶対に枯らさないで」
僕は植木鉢にその種を巻いた。
数か月後、きれいな花が咲いた。
その夜、一人の女の子が僕の部屋に舞い込んできた。
「行くところがないの」
一晩だけ泊めてやる事にした。
彼女はそれから僕の部屋に居ついてしまった。
そして、僕は彼女に夢中になった。
それ以来、花に水をやるのを忘れた。
彼女が居なくなった。
花が枯れていた。
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