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200文字小説集 vol.2

花が咲いたら…(200文字小説)

作者: 日下部良介

 街で見知らぬ女性に花の種を貰った。

「花が咲いたらいい事があるわ。そして、その花は絶対に枯らさないで」


 僕は植木鉢にその種を巻いた。

 数か月後、きれいな花が咲いた。

 その夜、一人の女の子が僕の部屋に舞い込んできた。

「行くところがないの」

 一晩だけ泊めてやる事にした。

 彼女はそれから僕の部屋に居ついてしまった。

 そして、僕は彼女に夢中になった。

 それ以来、花に水をやるのを忘れた。


 彼女が居なくなった。

 花が枯れていた。




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― 新着の感想 ―
[一言] そうなんですね。 これは、恋愛失敗者に対する、戒めなんですね。 読んでいて、すごく納得! 反省しております。
[一言] 気が付いたら、花も彼女も失っていた。 花が彼女だったのか。それとも花を枯らす為に、彼女はどこかから送り込まれたのか。 想像の世界が開かれます。 お疲れ様でした。
[一言] いいですねこういうの。 なにげに恋愛の実態を表している気がします。
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