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色の理由

身体の中の赤の魔力をほとんど感じなくなり、オーバーしていた分が身体に取り込まれていく。

そっと手の中を覗くと、深紅に変わった石と、ピアスと同じオレンジ色の石が寄り添って輝いていた。


そのまま手を離さず、ベッドに倒れ込む。

両手を掴まれたルシアもベッド上だ。

焦ってるルシアは可愛い。 昔はよく一緒にお昼寝したり、嵐の夜を過ごしたりしたのにな。

いつもながらとはいえ、突飛な行動をとる主人を心配する従者の表情が、目に映る。

「大丈夫だよ、ルシア オーバーした分ちゃんと収まってるでしょ?」

だるさはあるが、熱はもう治まっている。

「そうだね、手も熱くない」

ベッドで横になってるから、目線が一緒だ。お怒りモードは終わって、呆れ笑いになってる。

ルシアの右手を目線の先まで上げて、カフスを見せる。

「オレンジと赤?」

「無茶をしても、こういうことをしたかったんです。」

伝わるかな?色の理由。

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