三匹のヤギのガラガラGUY(ガイ)
昔々、あるところに橋を守る巨人がいました。
巨人は橋の後ろにある山を守るため、橋の下の渓流から誰か来ないか見張っていました。
「今日も異常なしだな〜…ん?」
のんびり呟いていると、小さな白いヤギ(二本足。人間みたい)が橋の上をトコトコと歩いているではありませんか。
巨人は小ヤギを呼び止めました。
「待て待てそこのヤギ」
「ひっ!誰!?」
「俺はこの山を守る巨人。貴様は何者だ。」
「ぼ、僕は……」
そう言うと小ヤギは手に持っていたカラースプレーを巨人の大きな目に噴きかけました。
「ぐえ!」
「僕は小さなガラガラGUYだ!夜路死苦ぅーー!!」
小さなガラガラは苦しむ巨人に向けてダイナマイトを投げつけました。
ドカーン!!
「ギャアアアア!!」
「グヘヘヘヘ!!
俺はいくぜ!どこまでも突っ走ってやるぅ!!」
そういうと小さなガラガラGUYはさっさと橋を渡って行きました。
「あいたた……。
何だあいつは!?ヤギじゃなくてヤンキーじゃねーか!
……ん?」
カタコト・カタコト。
誰かが橋を渡っている足音が聞こえます。
見るとさっきより少し大きなヤギが橋を渡っていました。
巨人はまたナメられないようさっきより威厳たっぷりに飛び出します。
「待てーい!ここから先は通さん!」
しかしヤギは飛び上がり、巨人の額目掛けて真空跳び膝蹴りを喰らわせました。
ゴォォン!!
「イデェェ!!」
威厳、崩壊……。
しかしヤギは攻撃を緩めません。
「はあっ、あたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたあ!!!!」
自分より大きな巨人に北斗百裂拳を叩き込みます。
「ひでぶぅ!!」
「俺は中くらいのガラガラGUY。
この先に、必ず俺より強い奴がいる。それが俺を引き寄せる限り、俺は行く!!」
(え、何言ってんのこいつ……?)
こうして巨人を倒した中くらいのガラガラGUYは、
更なる敵を求めてさ迷うのであった……。
10分後。
渓流で巨人は憤怒していた。
「くそー!何なんだあいつらは!!今度ここを通ったらぶっ潰して」
ズガン!!
何か大きな音が聞こえます。
巨人が見上げると、山より遥かに大きなロボットが巨人を見下ろして…。
『ガラガラGUY、発進!!』
「えーーー!!」
パコーン!(!?)
「うぎゃあああ!!
こんなオチ、アリかーーーーー!!!」




