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皇国の野望  作者: 自宅防衛隊
激戦
21/22

終戦

「陛下!!大変です!!」


またも凶報が・・!!



「陛下!!大変です!!」


またも凶報が・・!!


皇国最大の決戦が勝利に終わり、一息ついた翌朝。

アメリカ、ソ連、ドイツが新連合軍を結成。

皇国日本に宣戦布告をしてきたのだ。


「よもや独逸とソ連、亜米利加が手を組むとは・・。」


「おそらく独逸が新型爆弾を貸与したのでしょう。もうアメリカの国庫は

数年は赤字です。」


天皇は迷っていた。

皇国の技術を封印したまま、戦争を終わらせよう。

そう考え、見た目は大戦当時の軍備で戦線を進めていた。

だが独逸とソ連と言う巨大国家が組むと話は変わる。

おそらく大陸を伝ってシナや満州を征服し、旧日本海に大量の艦艇を浮かべ

皇国を攻めて来るだろう。

特に独逸はバカに出来ない技術を持っていた。

このままでは大量の爆撃機を皇国にも向けて来るのは確実。


「・・・・山本、新連合軍に布告せよ。」


<<皇国日本は新連合軍に対し無差別本土攻撃を行う。>>



短波放送で新連合軍充てに流された皇国日本の宣言は世界に流された。


皇国は封印してた未来兵器をステルス装備で配備。


だが艦艇の動きは一切無く、周辺に飛行してた戦闘機も影を潜めていた。

米ソ独の三国は我々を恐れ、影を潜めたのだろう。

そう揶揄してたが・・・。


某日、ソ連のクレムリン官邸が突如爆破。

首脳幹部全員が行方不明。

その翌日、WHが消滅。

独のヒットラー総統の官邸が同じ日に破壊。

新連合軍は突如首脳を全員喪失し停滞。


そこへ皇国が宣言。


「新連合国の国民へ告ぐ。皇国は新連合軍幹部を総員撃破した。

国民を攻める意思は一切無いが、反撃の意思があるなら受けて立つ。」


皇国日本の総帥、ヒロヒト宣言に依り、混沌の戦争は突然終戦となった。

各国の首脳は長く続いた戦争で疲弊しており、終戦を歓迎。

アメリカもWHは破壊されたが国土は無傷。

厄介な戦争指導者たる大統領が爆死した事により、終戦に賛成。


北米はWHに代わり新政府を樹立。

初代大統領は無名の女性、オバーサンと言う女性だった。

彼女は家族を兵に取られ、前WH首脳部に怒りを持ってたのだ。

そして無様に敗北し、多くの負債のみが残った現代の北米大陸を支えるのは、

家庭で1$の家計にもビクビクする主婦、オバーサンしかいなかったのだ!


オバ新大統領は皇国日本に講和を申し込み講和が成立。

後に北米大陸は新アメリカ興国として世界の主婦に支援される国となった。


ドイツとソ連はその後混迷を極め、欧州の国家のお荷物として吸収合併され歴史の闇に消えて逝く。


皇国日本は北米との講和樹立後、未来兵器の封印を施し、スパイ防止法を成立。


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