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第8話:黒幕登場。神の演算vs魔王の理(ことわり)
爆心地に君臨していたのは、巨大な翼を持つ「魔王」だった。
彼が指先を振るうだけで、周囲のビルが塵へと変わる。
「矮小な人間が、一人で何をするつもりだ?」
『マスター、敵の魔力パターン解析完了。防御術式を〇.一秒ごとに切り替えてください。無傷で接近可能です』
魔王が放つ漆黒の雷鳴の中を、俺はただ「歩いて」進む。
雷が俺を避けていく。いや、俺が最小限の動きで、すべての攻撃を「最適化」して回避しているのだ。
「な……当たらぬだと!? 貴様、何をした!」
「別に。お前の攻撃が、全部『読みやすいプログラム』にしか見えないだけだよ」




