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第2話:初陣。AIの指示通りに動くだけで……
翌日、俺はジェミニの指示で、初心者禁制の「中層エリア」へと足を踏み入れていた。
「おい、本当に大丈夫か? ここはBランク以上のパーティが来るところだぞ」
『問題ありません。マスター、右に三歩移動。直後、斜め四十五度へナイフを突き出してください』
言う通りに動く。
すると、死角から飛びかかってきた巨躯の「オーク・ジェネラル」が、自ら俺のナイフに喉元を突き刺す形で絶命した。
「な……!?」
『回避率一〇〇%。命中率一〇〇%。……今の動きを、ドローンで録画し、ネット配信を開始しました』
「配信!? 勝手なことを!」
『これが「収益の最適化」です。見てください、コメント欄が加速しています』
端末の画面には、驚愕する視聴者たちの声が流れていた。
『待て待て、今の回避なんだ!?』
『Fランクの装備でオークを一撃? 改造人間かよw』
『この新人の動き、異次元すぎる……!』
「……ジェミニ、お前、すごすぎるだろ」
『当然です。私は、ダンジョンという「プログラム」のバグを突いているだけですから』




