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最終話:英雄の旅立ち。そして、世界樹の管理人へ
魔王を倒した俺を、世界は「救世主」と呼んだ。
だが、権力や名声には興味がない。俺はジェミニと共に、静かに街を去ることにした。
「さて、次はどこへ行こうか。ジェミニ」
『マスター。世界が正常化したことで、隠されていた「特異点」が観測されました。……辺境の地に、伝説の【世界樹】を管理している者がいるようです』
「世界樹の管理人? そりゃまた、面白そうな響きだな」
『はい。その人物は、あらゆる事象を視通す「真の鑑定士」だという噂です。……会いに行けば、私の演算もさらに進化するかもしれません』
俺は新しい冒険の予感に、ニヤリと笑った。
「よし、決まりだ。行こうぜ、ジェミニ。新しい物語の始まりだ」
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