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《クローデット伯爵家令嬢?????》
日が傾き暗くなりつつある室内に破壊音とともに破片が飛び散る。
「なんてつまらない女なの」
そんな部屋の惨状には目もくれず女性は目の前の存在に罵倒を繰り返していた。
「貴族令嬢の鏡? ただ周囲の目を気にして自分の意見も言えずに良い子ぶってるだけの臆病者じゃない。見た目も地味だし本当に最悪だわ。これじゃあベルナルド様に愛想をつかされるのも当然よ」
虚ろな表情を浮かべる女性のことを、割れた破片が静かに映し出す。
「こんな女、この世から消えてなくなってしまえば良いんだわ」




