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「宗教勧誘しただけなのに追放されそうです……」  作者: 頭いたお
7章 スティキュラ、迷子になる
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1.スティキュラ、迷子になる

「どこだここ……」




 俺は今、見知らぬ森にいる。

 一人だ。



 事の発端はこうだ。

 ギルドの仕事として、コボルトの集団をぶっ殺しにきた。

 森に住み着き、繁殖しているとか。




「スティキュラくん大丈夫かい? キミ一人で」


「楽勝楽勝!」


「デーモンには気をつけてねえ~」


「ははは、出ない出ない!」




 実際楽勝だった。

 二十匹は殴り殺した。

 充分倒したんで帰ろうとした。

 道がわからなくなった。




「くそう、理由がひたすらにシンプル過ぎる……」




 単純明快なのは良いことだが、こういう場合はバツが悪い。

 何より説明が恥ずかしい。だって絶対馬鹿にするんだアイツら。

 特にマスターとアエラ。こういう時の二人ほんっと嫌い。



「なんか良い理由ねえかな……。考えなくちゃな……」



 敵が多すぎて時間がかかったことにするか。

 いや、証明用の尾の本数でバレる。駄目だ。



 じゃあ物思いにふけっていたとか。

 ……ミナトやブレトンならまだしも、俺の場合絶対笑われる。

 筋肉差別だ。ゆるせん。腹立ってきた。



「あ、そうだ! 迷子保護してたことにすっか!」



 森に迷い込んだ子供の保護者を探していた、これでいこう。

 素晴らしい理由だ、これなら馬鹿にされんだろ。

 嘘をつくのは気が進まんが、俺のギルドは悪ノリの度が酷い。

 己の身は己で護らねば。




「よし! 理由も考えた所で……」




 考えた所で。




「どこだよここ……」




 たすけてくれ。

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