表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
30/156

2.クレインの憂鬱①

「はあぁぁあぁぁ……」



 何一つ決まらず、糞髭連呼で会議が終了。ギルド立ち上げならず。

 いくらなんでもナメすぎじゃない? 思い出したら腹たってきた。なんだよマンボ騎士って。存じぬ単語だよ。

 ミナトくんやブレトンまで裏切るとは。なんなんだ全く。

 まだ昼間だってのにすごい疲れた……。



「……もしやシルティくんの抜けた穴かこれ?」



 彼女がいなくなってから緊張感が一気に消滅したような。

 こういう会議のまとめ役、シルティくんの仕事だったしなあ。

 戦闘面での大きな穴とは思ってたけど、これは運営部分でも結構な痛手かも。

 運営……。



「あれ? そういえばシルティくんって」



 任務の割り振りとか、備品管理と消耗品の発注もやってもらってたっけ。

 新人教育も任せてたし、合同任務での調整役もそうだった。

 こういうのちゃんと引き継がなきゃ駄目だった。失敗失敗。



「……」



 ……そういえば戦利品とか採集物の売却関連も任せていた気がする。

 月末の活動実績報告もだし、そもそも国への提出書類全部シルティくんだったし。

 年末恒例の税務関係も彼女だし、というか出納関係ほぼシルティくん……。



 ……。

 ………………。





「……全部じゃねえかよッ!」





 全部だよ! ほぼ全ての事務やってもらってたよそういえば!

 ここ数日想像以上に大変だと思ってたけどそうだよ! シルティくん(ワーカホリック)がいねえからだよ!

 彼女提出の資料みて喜んだりうなったりするだけしかしてなかったよ! 馬鹿社長じゃねえか!



「ま、待て。これは冒険どころじゃない……まず事務やらせないと……いやまず僕が思い出さないと……」



 二人の行く末心配するよりまずこっちの心配だった。

 このまま適当に運営していたら確実に崩壊する……。

 つーかシルティくんが来る前どうやってたっけ……? 確か僕とブレトンであれこれ……。


 でもブレトンもう家庭持ちだからあんまり仕事振るのも……。じゃあもう僕だけだし……。

 これはやっぱりみんなに仕事振らないと……。でも仕事のやり方覚えてくれるまで僕がやらなきゃだし……。

 ぶっちゃけ税務に関してはもうやり方よく覚えてないし……。…………。

 …………。




「……いいや酒飲も」




 飲もう。なにせ今無職だし。飲むのは無職の仕事らしいし。

 もうしらん。しらんったらしらん。なにもかもしらんんあ。

 んんあああああんああんあんあああああんあんあんんんあ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ