世界に一人! きみだけを愛している!!!
俺は、今までいろんな女性を好きになってきたんだ!
女好きで、浮気や何股もしていたんだよ。
___『女なんて! どれも一緒だろう!』
そんな横暴な考え方で、女性をモノとして扱っていたのかもしれないな!
▽
___そんな俺に、天罰が下ったのだろう。
俺に、『世界に一人! きみだけを愛している!』と想える女性が現れたんだよ!
俺は、今までの女性への考え方を改めて、心から彼女の事だけを好きで
いようと考えたんだ!
俺の名前は、『坂上 守平』34歳、独身、営業の仕事をしている。
・・・でも、今の俺が働いている会社の何人かの女の子達も手を付けていて。
既に、他の人たちにはバレているのだろうけど、、、?
___俺の前では、そういう話題になった事はないんだ!
▼
俺が好きになった女性は、俺がよく行く営業先のお客さんの1人でね。
まさか!? こんな俺が、たった一人の女性をこんなにも惚れこむとは...?
『___坂上さん! いらっしゃい!』
『・・・あぁ、どうも!』
『今日は、どんな話をしましょうか?』
『ヒカリさん! 一応、俺は営業マンですよ!』
『まあまあ、そう言わないで! 坂上さんのお話は面白いから好きよ!』
『・・・あぁ、そうですか?』
『___えぇ! そうですよ~さあさあ! 中に入って!』
『・・・あぁ、ははい!』
___なんて! 純粋無垢なのだろうか、、、?
疑う考えがないのかな?
___彼女は、俺の事を “いい人” だと思っているんだ!
彼女の笑顔は、俺の汚い心をろ過するようにきれいな心に蘇らせてくれるんだよ!
▽
俺は、彼女の事を知れば知るほど、どんどん好きになっていったんだ!
・・・でも? 俺に彼女を好きになる資格はあるのだろうか、、、?
いつか? 俺の女癖も彼女にバレる日が来ると思うと、、、。
___俺の気持ちは揺らいでならない!!!
彼女は、そんな俺でも受け入れてくれるかな、、、?
▼
・・・そんな時に、俺の代わりに会社の同僚が彼女の元に営業に行く
事になったんだ!
___それは、、、?
俺が風邪を引いてその日、行けなかったから、、、。
【ピンポン】
『___はい! 坂上さん、今日は少し早いのね、、、?』
『スミマセン! 坂上は、今日は風邪を引いて来れないのでわたしが代わりに
きました! 中村です!』
『___あら? そうなの、、、?』
『___では! 中に入ってもいいですか?』
『___えぇ! どうぞ!』
*
___中村は、何か俺の事で彼女に話したのかな、、、?
風邪を引いて、熱が39度もある中で俺はそんな事ばかり考えていたんだ。
___次の日には、熱も下がり会社に行くと、、、?
中村がいて! 俺は思わず彼女に俺が女癖が悪いことを話してないか聞いて
しまったんだ!
『おはよう~中村! あのさ~ 昨日、西野さんのところに行ったよな?
俺の女癖が悪い話とかしてないよな!』
『・・・急に何、言ってるんですか坂上さん? 確かに彼女、綺麗な女性で
すけど、、、? 僕は彼女がいるし! 別に狙ってませんよ!』
『・・・ごめん! 変な事、言ったよな!』
『フッ! まさか!? 坂上さん、彼女の事! 本気で好きになったんですか?』
『・・・えぇ!?』
『僕、坂上さんの女性に対して破天荒なところ好きですよ! そんな坂上さんが
まさかですけど、、、? 一人の女性を好きになるなんて! ある訳がないです
よね、、、?』
『・・・まあ、そうだな! 俺が一人の女性を好きになるなんて! ないな!』
『___そうですよ!』
『・・・あぁ、』
*
___結局、俺は自分のプライドを優先して、、、。
彼女の事を諦めることにしたんだよ!
【ピンポン】
『___はーい! 坂上さん心配しましたよ~!』
『___あぁ、すいません! 昨日は違う人間が来たと思いますが、、、。』
『昨日来た、中村さんも言い方でしたが、私はやっぱり、坂上さんの方が
好きだわ!』
『・・・そうですか、』
『今日の、坂上さん! 何かおかしいわね、、、?』
『実は、“俺は女癖が悪くて! たくさん女性を泣かせてきたんです!”』
『・・・どうして、そんな事、言うの?』
『だって! ヒカリさんは俺の事知らないでしょ?』
『知ってるわ! 私が坂上さんの事を好きな事! それだけでいいのよ!』
『・・・ヒカリさん!』
『これからは、私だけを見てくれる?』
『___あぁ、はい! 約束します!』
『良かった、これからもよろしくね!』
『・・・俺こそ、』
___なんだかんだといって、、、。
俺はヒカリさんと上手くいっているよ!
浮気も何股もしていない!
___今の俺は、ヒカリさんだけでいいと心から想えるからかな!
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