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無茶苦茶な男の狂想曲  作者: 三四谷五六太郎
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今日も滅茶苦茶やって、クビになって

つたない文章ですが、よろしくお願いします

 「いや、違うんですよ店長。私が客席を細工して、その中で寝ていたのには理由がありまして・・・」

 「ほう、どんな理由だ、あ!?」


 とある町の中にあるレストランで、怒りが表情に出ている店長と、ここでバイトし始めて二週間の店員が、客と店員が見守る中で、話をしている。


 「これはですね、陰謀なんです!この世界のありとあらゆる飲食店事業を壊滅させようと企む巨大組織の陰謀なんです!私はその組織に操られたんです!」

 「陰謀・・・?」

 「そうです!その巨大組織はまず、刺客を店に送り込むんです!」

 「何のために・・・?」

 「店員を眠くさせるためです!奴らは、この道具を使って眠くさせるんです!」

 「俺の目には、ゴミ箱やゴミ捨て場から拾って作ったようなゴミの寄せ集めに見えるんだが・・・?」

 「それは奴らの罠なんです!騙されてはいけません!ほら、このゴ・・・道具が怪しげに光っているように見えるでしょう?この道具にはですね、半径100ドー以内に組織の刺客がいることを示す機能もあるんですよ!」

 「今のお前のセリフ、ツッコミ所が多すぎるように感じるんだが・・・」

 「気のせいです!」

 「質問なんだが、お前はそれをどうやって手に入れた?」

 「その辺のゴミ箱やゴミ捨て場から拾って作って・・・じゃなくて、刺客から奪いました!」


 ちなみに、100ドーとは長さを表す単位である。地球の図り方に置き換えると、約100キロメートルである。


 「さらにですね、この道具で眠くさせられた店員は、眠気を紛らわすために店のあらゆる所に細工をして、その中で睡眠をとってしまうんです!」

 「なるほど、防音加工がしてあったのもその道具のせいなのか・・・」

 「そうです!けっして私が、眠り声が聞こえなくなるように細工したわけではありません!」

 「なるほどなるほど・・・」

 「とにかく店長!刺客はまだ、半径100ドー以内のどこかにいます!私はそれを捕まえなければいけないので、しばらく有休をとらせて頂きます、一か月ほど!」


 その言葉を聞いた店長は・・・


 「この大馬鹿野郎が!!そんなでたらめで支離滅裂な大嘘に引っかかるわけないだろうが!!しかもなんだ!?一か月ほど有給をとらせて頂きますだと!?人を馬鹿にするのも大概にしろ!!」


 と怒鳴ったあと


 「お前なんかクビだ!!そのゴミの寄せ集め持ってとっとと出ていけ!!」


 働き始めて二週間の、いろいろと滅茶苦茶な店員を解雇した。

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