第四十一章 カッコいい女の子かダサい女の子
カッコいい女の子かダサい女の子
難しい決断をしなければいけない
自分が世界一ダサいと感じても
自分にとって大事なことであれば決めるしかない
14歳では、家族と友達のどちらが自分にとってより大切か決めるのは難しいことがある。家族を選んだら間違いなくダサい。でも、家族の信頼を失うのはもっと良くないことかもしれない…
「それじゃあアイリーン、今週の金曜日私たちとコンサート来る?」
「えっと…たぶん。」
その答えが全ての問題の始まりだった。コンサートは夜の九時から十二時までだった。私は家族がそれを許してくれるか分からなかったけど、あんまりダサいと思われたくもなかった。
「マリスも来るって。絶対楽しいよ!」
「あ、うん。」
「どうしたの、アイリーン?夜の12時に終わるちょっとしたコンサートにも一緒に来れないの?」ジェシーは嘲笑うように言った。
「いや、もちろん違うわよ。」私は呟いた。ただ家族が絶対に行かせてくれるかどうかは分からなかった。家に帰るまでは。
「いいえ、ダメです。」
父の声は抑圧的だった。母の声も厳しかった。
私は唾を飲んだ。「ただの小さなコンサートだよ。友達も行くし。」
「アイリーン、十一時より後まで外にいてはいけないこと知ってるでしょ。あなたはまだ十四歳なのだから。」私の父は言った。
「それにコンサートでは何が起きるか分からない。集団の中で蹴られたり、酔っ払ってしまう可能性もあるのよ。」私の母は言った。
私は涙が頬を伝っていくのを感じた。「なんで私は普通の十四歳の女の子のように夜外に出ては行けないの…」
私の両親の表情は和らぎ、「大きくなったら分かるわよ。」と言って私を慰めたが、それでも涙は止まらなかった。私は親が私のことを愛していることは知っていたが、あんまり過剰に愛されるとかえって苦しい…
私はジェシーにその後電話をかけて行けないことを伝えた。彼女は分かってくれて、違う人を誘うから大丈夫だと言ってくれた。それは私をさらにみじめな気持ちにしたが、彼女が割と早く分かってくれたのは良かった。なぜ行けないのかを説明しなければいけないのはもっとつらいから。
私はあの夜ジェシーに電話した時、自分がとてもダサく思えた。最初から行くって言わなければ良かった。まあ私はどうしても親を裏切れないみたいだ。それはそれで仕方ない。




