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 アニメ「灰と幻想のグリムガル」を2話まで見た。

 面白い。凄い。

 1話のお約束を守ってないのに面白い。

 1話のお約束ってのは、解決すべき問題を提示してないってことね。


 それでも面白いのは、死を思わせる要素が多く、緊張感があるから。

 タイトルの「灰と幻想のグリムガル」だって、「灰」は死の象徴でしょ。

 カトリックの葬式の「灰は灰に、塵は塵に」ってやつだ。

 まだ第1話のタイトル「ささやき、詠唱、祈り、目覚めよ」は、コンピュータRPGの元祖、

 Wizardryのパロディだ。(ささやき、詠唱、祈り、念じろ!)

 この文章はカント寺院で死者蘇生を行ったときに表示される文句。

 ついでに、Wizardryでは死者蘇生に失敗するとキャラクターは灰になる。


 ちなみにWizardryのノベライズ小説「隣り合わせの灰と青春」は、ゲームのノベライズとしては最初期のものであり、頂点だと思う。


 なんだか灰まみれの文章になってきた……


 もし自分がこの作品の作者なら、キャラを殺す。

 とくにリーダー。お約束の流れとしては、死ぬ、もしくは裏切る。

 そして、主人公が自分の甘さを痛感するという風にもっていくかな。

 まどマギのマミさんは3話でマミったけど、グリムガルは展開が遅そうなので、5話ぐらいで。


 (追記、3話見た。3話でリーダー死亡フラグを立てまくってた。そして4話の予告で地面に落ちているリーダーの杖が……)


 ところで灰まみれで思い出したんだけど、シンデレラの話。

 シンデレラはグリムとペローがあるんだけど、グリムの方が凄い。


 継母に虐待される可哀想なシンデレラ……、かと思いきや、あにはからんやシンデレラは虎視眈々と牙を研いでいたらしい。そして、そのときがきたら亡き実母の形見のドレスを着て、その足で王城に乗り込んだ。魔女のおばあさんが変身させてくれたり、カボチャの馬車で連れて行ってもらったりすることなしにだ。

 ああ、シンデレラ。なんという肉食系女子。

 でも、すべて他人にお膳立てしてもらうよりも、カタルシスがあるんじゃないだろうか。

 ちなみにシンデレラで検索すると539作品も! 人気だな、シンデレラ。

 著作権切れてるから二次創作可能だしね。


 さて、自作のプロットについて。

 とっかかりは「死にたがりの冒険者」。以前から引用している「シナリオの方程式」(江本あやえもん)に沿って進めていこう。

 あ、それから、いちいち「シナリオの方程式」(江本あやえもん)って書くの面倒なので、以降は方程式の表記にする。


 ・「物語とは、ある一つまたは複数の問題を解決する一連の過程である」

 ・「テーマとは問題である」


 これを方程式にすると、

「 (1-a)初期状態」 の状態だった主人公が、

「(1-b)スペシャルワールド」を通して、 「(1-c)最終状態」になる物語


スペシャルワールドは世界観のこと。事件だったり、プロジェクトだったりを入れる。

例えば「王妃の離婚」でいうなら、離婚裁判がそれにあたる。


ここは、「冒険者ギルドの閉鎖騒動」にしておく。

いきなり「冒険者ギルドの閉鎖騒動」が出てきた感じだが、これは以前読んだ「ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か」(エリヤフ・ゴールドラット)に影響されている。


「ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か」は利益が出ずに閉鎖されそうになっている工場で、パフォーマンスを上げるために奮闘する工場長が主人公の話だ。


あ、ちなみにこのエッセイは、面白い、読んでためになることよりも、格好悪くても良いからできるだけ正確な記録にしたいと思っている。だから、パクリじゃね?と言われる危険があっても、元ネタに対するリスペクトも含めて公開していくつもり。


初期状態をに当てはめると

「(1-a)死にたがりの冒険者」 の状態だった主人公が、

「(1-b)冒険者ギルドの閉鎖騒動」を通して、 「(1-c)最終状態」 になる物語


(1-c)最終状態は簡単だね。(1-a)の逆を入れれば良い。

A.死にたがりの冒険者→死んでいる

B.死にたがりの冒険者→死にたがりじゃなくなっている


Aはいくらなんでもトガり過ぎだろう。

まあ、順当にBで。


というわけでテーマは

「(1-a)死にたがりの冒険者」 の状態だった主人公が、

「(1-b)冒険者ギルドの閉鎖騒動」を通して、 「(1-c)死にたがらない状態」になる物語

になる。


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