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みなさん、どうしてる? 名付け

 テンプレ作品は作者と読者の共通認識を省略したものだ。

 だから、そういう作品は共通認識を持たない読者には通じない。

 そんな意見がある。


 その意見には全面的に同意する、というか単なる事実だ。

 そして、その意見の後は大抵こう続く。


 ・前提となる知識が必要だと、読者層が狭まる。

 ・だから、なるべく普遍的な内容にするべきだ。


 上記意見には賛同しかねる。


 その理由は以下の通りだ。

 ・完全に普遍的な作品なんて存在しない。

  

 どうしたって作品には作家の個人的背景が作品には入り込んでしまうものだ。(時代性とか)

 「普遍」という言葉からして「カトリック」の訳語だ。真に普遍的な作品なんて、存在しない。


 ・前提知識を要求するからといって、作品の価値は減らない。


 たとえば、平安時代の和歌。前提知識として漢詩を知らないと意味が通じないものがある。欧米の作品でも、キリスト教知識がないとわからないものが多い。しかし、「だからダメだ」なんて声は聞かれない。

 むしろ、そのなんだかわからないものを調べたり類推したりする行為が。鑑賞体験を豊かにし、深める。

 だから、前提知識を必要としても良いし、作品内で全てが閉じられている必要もないと思うのだ。


 という感じで、批評調で現実逃避をしてみた。


 ちょっと悩んでいたことがことがあった。

 第二幕の対立構造まで作ったところで、どうにも設定が足りないなと思っている。

 で、設定をつくろうと思ってるんだけど、ここで問題。


 設定はストーリーの都合上生まれるものもあれば、天から降ってくるものを待つ場合もある。

 ・一応、このエッセイは「書き方」のタグを付けてるんだけど、「天から降ってくる」は何の参考にもならない。

 ・できあがった設定の羅列をここに載せても多分つまらない。


 他の作家さんのなろう作品でも、設定の羅列の回がたまにある。自分はそういうのをほとんど読み飛ばしている。つまらないから。

 逆に、あんな感じの設定の羅列って、みんな楽しいんだろうか?


 まあ、そんな悩みがあって、今回のエントリを載せるか迷っていた。

 結論として、記録優先の原則に従い、載せることにする。


 以下、歴史の設定

------------------------------

神代:六柱神と勇者ゴルロールが暴走する神と戦う。暴走する神は勇者ゴルロールの魂の中に封印される。以降、暴走神はゴルロールの子孫が封印を受け継ぐ。


旧世紀:ゴルロール家を中心とする、魔導五家により世界が支配される高度魔法文明の時代。


300年前:ネルデーア大陸中央の都市フイタルミナスで大規模な魔法実験の失敗事故が起きる。六柱神が魔法実験の暴走を止めるために、魔法法則を変更する。フイタルミナスは滅ぶ。また、魔法法則の変更により高度魔法文明が崩壊する。旧世紀の終焉。

以降、秩序の崩壊と再構築、戦乱時代。


10年前:ゴルロール家は、正体を隠しながらも存続していた。次代の当主選定において、直系のレオ・ゴルロールではなく分家のアラン・ゴルロールが選ばれる。(魔法の才能が高かったため)

レオとレオを持ち上げる家臣が反乱、封印継承の儀式に乗り込む。儀式が暴走。ゴルロール家の魔法使いたちは、なんとかアランを守り、儀式を終わらせる。

また、魔法使いたちが死の間際に最後の力を使って、レオを転移魔法で彼方に飛ばす。アランは天涯孤独の身に。


半年前:冒険者となったアランは、過去に滅んだ都市、廃都フイタルミナス攻略プロジェクトに参加。攻略戦後、その功績から新たに作られる冒険者協会フイタルミナス支部の支部長に抜擢される。

------------------------------


 これが、物語始まるまでの歴史。


 あー、苦痛だ。設定考えるの楽しいって人がうらやましい。

 それから、名前を考えるのが面倒だ。


 *******


 他の作家さんたちは名づけってどうしてるんだろう。

 名づけは方向としては二つあって、意味をもたせる、音だけできめるのパターンがある。

 シリアスな作品は、意味をもたせることはあまりない。


 例えば、コメディである「けいおん!」の中心キャラは、P-MODELのメンバーの苗字を使っている。

 これは苗字自体の意味はないけど、どこから持ってきたかという点で意味がある。


 エターナルチャンピオンは音で決まってるな。

 「ストームブリンガー」は名前というよりは、存在を表しているみたいなものだから、ノーカン。


 指輪物語では、意味を持たせているが、あれはちょっと別。

 音だけでついた名前がないので……、あ、閃いた!エルフ語! 

 *******


 主人公はaran(king) gollor(magician)。

 魔法使いの王で「魔王」。「賢者の孫」(吉岡剛)と同じ発想だね。

 シャドウはlëo(shadow)。そのままだね。正確にはレーオの発音の方が正しいけど。


 廃都フイタルミナスはこんな感じ。

 フイタルミナスは、街の中心に「光の塔」という建築物があり、夜も明るかった。そこで夜の闇を割く剣hui(night) tarminas(swords)と呼ばれるようになった


 こんな感じで名づけしていこう。

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