友達
今回の回は、ほぼ蘭視点です
蘭はこれから、鍵を握る人物になります。
まぁ、前書きのネタもないし…
ゆっくりしていってね!
目が覚めた…
俺はあれから寝てしまったらしい。
はぁ…体がだる…ん?
力が沸いてくる…だと?
まさか!?
遂に俺も妖怪に近付いたか!
と思い、俺は立った
うん、ここまでは良かったんだよ。
そしたら、見覚えの無い尻尾が一本増えてるんだよ。うん。
「何これ」
私は驚きの余り声も出なかった
「まさか、尻尾が増えると妖力も増えると言うことか…ってでも、感覚的に前の2倍位の妖力を感じるんだが…」
よし、わかった
こう言うことだな
尻尾増える→妖力増える→俺喜ぶ
という事だな。ふむふむ。
コンコン
ん?誰か来たのか?
「は~い」
私は歩いていきドアを開けた
~蘭side~
前はここにいる銀と言う狐妖怪に負けた。
私はこの山に住む妖怪の中でもベスト3を争うほど強い。
だからこそ、妖怪に負けるのが気にくわなかった。
だけど、今回は違った。
気にくわないと言うより、気に入ってしまったのだ。
だから、私はこいつに心を開こうと思った。
「は~い」
中から銀が出てくる
どういう言葉をかければいいだろうか
ベタな言葉じゃ絶対に駄目だ…
私が一人悩んでいると、銀がドアを開けて出てきた。
「あ、蘭さん」
銀は私の事を忘れていなかった。
嬉しい。
こんなに嬉しいのは何年振りだろうか。
すると、銀が急に頭を下げて来た
「ごめんなさい」
私は唖然した。
妖怪と言うものは、所詮低脳。そんなに一つの事を引きずらない。
だが、彼女は違った。
彼女は、妖怪と言うより人間っぽい。
そこら辺にいる人類をそのまま妖怪にした感じだ。
やっぱり、銀は面白い。
そう一人で考えながら、私は口を開いた。
「君は、何者なんだ」
私はつい言ってしまった。
気になることをそのまま。
すると、銀は何の抵抗も見せずに。
「見ての通り只の狐さ」
「そう…か。そうだよな。」
私は、銀の言葉を聞いて安心した。
なぜ安心したのかは、自分にもわからない。
だけど、胸の奥が暖かくなった。
そして、私は銀に言った。
「なぁ、銀…私と友達になってくれないか?」
銀は、さっきと同様直ぐ様口を開いた。
「こちらこそ宜しくお願いしますね。
蘭さん」
「あ、それと私の蘭と言うのは戦いの時の偽名だ。実際は時雨と言うんだ。」
そういうと、銀は少し下を向いたもののすぐに上を向きなるほどといった表情で私を見ていた。
はい、そろそろ原作キャラを出したいと思う作者です。
やっぱり古代スタートならあの方と始めに出会うんだろうな…(遠い目)
まぁ、今回も閲覧ありがとうございました!