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王妃サトリーヌは、たこ焼きを片手に事件を解決する  作者: くろくまくん


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2/7

サトリーヌの馴れ初め

一晩のうちに王家の秘宝を盗まれた??


いきなり降って湧いた問題に、これまた降って湧いてきた王妃サトリーヌが立ち向かう。


果たして、秘宝を盗んだ犯人は見つかるのか?


◯登場人物


サトリーヌ王妃

25歳。たこ焼き大好き。サスペンス大好きで好奇心旺盛。


セシリア

32歳。サトリーヌの専属女官。

「腹が減ってはいくさはできぬ、って言うやんね〜!セッちゃんお代わりちょ〜だい!」


「はいはい」


 王城の食事室にてお昼ご飯を食べるサトリーヌとセシリア。


「あんね、このローストビーフのサンドイッチも、野菜たっぷりのコンソメスープも美味しいんやけどね、やっぱちょっと大味おおあじっちゅうか、ウチこう見えて繊細やんか?前の世界では食べ物もすんごく気ぃ使ってたんよ」


 あぁ、はい、そうですか。


「まぁでも?こうやって食べ物を毎日食べさせてもらってるだけで感謝やし。デザートに美味しいトリプルのジェラート食べたいなんて言わへんし?あ、そういえば、何か問題あったんやっけ」


「王家の秘宝ですね…」


 こいつ食うだけ食って、寝るつもりじゃないだろうな、と心の中で少しイラつき気味のセシリア。


「あっ、そうそう。その秘宝なんやけど、なんで盗まれたらヤバいんやったっけ…てこれさっき言うたやつ?」


「言うてますね」


 ちょっぴりサトリーヌの関西弁うつってますよ、セシリアさん。


 そうなのだ、前回のエピソードでも説明したが、サトリーヌは今より数年前…実際は五年前なんだけど、このベイルーン王国へ転移された、現代人…関西人なのである。


 そして数ヶ月前にベイルーン王国の王妃となった。よわい25歳である。


 ん?王様って何歳なの?ですよね。ここベイルーン王国のカイン陛下は30歳なんです。そして、そんな若さで王様になった理由は、ご両親が数ヶ月前に流行り病で急逝きゅうせいしてしまったんですね。可哀想に…


 そういう急な事情もあって、元々王太子妃として迎えられるはずだったサトリーヌ嬢は、王妃となった、というわけだ。


 ちなみに、そのカイン陛下にはギルバートという三つ下の弟がいたんです。


 このあたりはちょっとややこしいんだけど、元々この弟のギルバートとサトリーヌちゃんは婚約をしていた。だが、このギルバートはまぁまぁの女好きでして、王城で侍女として働いていたサーシャという女性の誘惑に負け、そそのかされ、サトリーヌちゃんの婚約を破棄してしまったんですね。なんかたまにあるテンプレみたいですね。


 サトリーヌちゃんはそりゃもうショックで、大好きなたこ焼きものどを通らないくらいだったんですが、ギルバートの兄であるカイン王子に見初みそめられ、紆余曲折うよきょくせつはあったものの、今の王太子妃、いえ、王妃の立場に収まったというわけです。


 ちなみにこのギルバートくん。兄のカインにまぁまぁの借金をしていまして、一応反省して、今はせっせこ頑張って仕事をしてはいますが、まだ負債は残っているようです。


「ごちそうさま〜!もうお腹いっぱいでねむなってきたわ〜」


「戦は出来ぬと言ってましたが?」


「あ、おなか空き過ぎもあかんけども、お腹いっぱい過ぎも、身体にようないから、少しだけ落ち着いてから、動こうかな〜って思ってるで」


 セシリアはなかなか我慢強いほうである。でも言うときは言う。


 サトリーヌ王妃と専属女官のセシリアが割と付き合いが長いような感じなのは、サトリーヌが五年前に転移してきて、ベイルーン王国にて、ギルバート王子の婚約者となったあと、セシリアはその当時は侍女であったが、サトリーヌのお世話をしていた仲だったのである。


 なので、サトリーヌがこんな感じなのも、もう慣れているような。


 まぁでも、ムカつく時はムカつくよね。


「ウチちょっとだけ気になることがあったんよね…セッちゃんちょっと聞いてくれる?」


「はい、なんでしょうか?」


「さっき言うてた、秘宝の力が危険なのと、盗んだ人物というのは、王城内の誰か、っていうこと。これはもしや…」


 少しはまともなこと言うんだろうな、と一応期待はせずに待つセシリア。


「犯人はこの中にいるんやでぇ!てセリフが出てきちゃうやつ??」


「はぁ?」


 もうええわ、ほなさいなら。で、終わりたいところだったが、なんとかもう少し続けてみよう。


「まぁいいわ。んとね、とりあえず、王城内のみんなが容疑者の可能性があるっちゅうことやから、昨日の夕方から、今日のお昼までに王城内に居た人物と、その中でも財宝室の鍵を自由に取り出せる、ある程度の役職者を、洗い出していこか。下っ端はとりあえずあとでええから」


 お、なんとなくマトモな言葉が出てきたぞ。


「王妃様、では今仰いまおっしゃった人物の洗い出しを今からしますが、その者達と個別で面会なさいますか?」


「ん〜、どうしよっかな〜。まぁとりあえず怪しいやつ調べたの、聞いてからにしよっかな?ウチ、なんかサスペンスで見た探偵みたいなん、いっぺんしてみたかったんよね〜!」


 やっぱこいつダメだ…

サトリーヌの「なんでいきなり王妃になった」のエピソードを少し聞いてもらった。


次からはようやくまともに、事件解決に向け、動き出すぞ?


動き出して…くれるのか??

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― 新着の感想 ―
駄目だ。Σ(-∀-;) 関西弁が気になりすぎて、推理パートが頭に入らない。 てか、関西弁でも大阪と兵庫では少し違うのですね。 ゜+(人・∀・*)+。♪ 王女様の推理が見物だぁ♪ んなー?容疑者はある程…
やっぱりサトリーヌのキャラがすごく良いですね❀セリシアとのやり取りも面白くて、事件解決までもっと楽しくなりそうですね!続き楽しみにしています❀
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