ニコラを探せ2。神の気。
ニコラを探してレーダーをフル回転させているが、今のところヒットは無し。
そもそもニコラが半分神様ってのが未だに信じられない。
神出鬼没だなぁとは思ったけど、まさかね……それが神様が半分混じってるから、とは思わなかった。
ニコラを探すのに僕たちは全力を出さなければ行けない。
すぐにでも見つけて色々問い詰めたいが、今は探すのにひたすらに集中して、このレーダーとにらめっこが先だ。
きっとどこかのタイミングでーー
「よお」
「よお……ってええ!?」
目の前に現れたのはニコラ本人だ。
なぜ今このタイミングで? まるで僕たちが探しているのを分かっていたかのように現れる。
「俺の事探してたんだろ?」
「何故それを」
「まあ神様だしな」
冗談半分のつもりで言ったんだろうが、既に半分神様なのは知っているから、冗談として認識できないというか……
「スーベルニカ王に既に聞いてる。神様だって」
「あー、やっぱあの男に聞いたか」
「ニコラ、力を貸して欲しい。この世界のループを終わらせるために」
「ほう……そこまで知ってたか、スーベルニカの王様は」
「ってことはニコラは知ってたの?」
「神様だぜ?知ってるもなにも」
そういうとニコラは語り始める。
なぜ世界がループしているのか。
ループの先に何が待っているのか。
「世界の方がループしているのは縛りがあるからだな」
「縛り?」
「世界はな、文明の発達が行き過ぎないように縛りが働いてるんだ」
「それってどういう……」
「行き過ぎた技術や知識は世界を滅ぼす。だから、制限する必要があるんだ」
「まるで1度滅んだかのようなーー」
「その通り。1度滅んでるんだよ、この世界は」
ニコラ曰く、魔法派と機械派の争いのループのさらに前。今から1万年ほど前。
世界は1度所謂核兵器によって滅んでいると。
また、核の影響は凄まじく、文明が再発展するまでに9000年ほど要したと。
確かにそれの通りなら1000年前から争ってる二者の辻褄はあうが……
「核兵器ってのはな、行き過ぎた技術だし発展させちゃ行けねぇ」
「僕のいた世界にも核はありましたが」
「そりゃな、核兵器持ち込んだのは異世界人だし」
「え……!?」
この世界は異世界人との交流がずっと続いてる。
そこだけは変わらぬものなのだと、ニコラは語る。




