未来のこと。ループのこと。
ループを断ち切るために協力することが大事だとスーベルニカ王は言うが、今がまさにその時だと。
だが、1つ問題があった。
世界の意思と繋いでくれる中継役が居ないことだ。
世界の意思に反旗を翻したいなら、世界の意思へのアクセスは必須になる。
だが、それができる人間が今のところ不明なため、一度も叶わなかったとスーベルニカ王は語る。
アクセス権は世界のどこかに絶対にあるが、アクセス権を寿命が尽きるまでに見つけられなかったが故に、スーベルニカ王は後悔を残して死ぬだろう、そう思っていたと。
「誰が持ってるかは特定出来ないんですか?」
「詳細がわからないからね」
アクセス権を持つもの曰く、この世界の人間とは少し違い、能力があるらしい。
そんな人間、僕たちに検討はーー
「まて、テオ。心当たりがある」
「ほんとう?エルメロス」
「お前も既に検討がついてると思ったが」
エルメロス曰く、最有力な候補はーー
ニコラだった。
なぜニコラなのか。
その答えは彼の行動にあった。
神出鬼没の男、ニコラ。
その神出鬼没さが能力由来なのだとしたら、彼はワープ能力を持っているか、視界から消える能力があると。
「能力持ちが世界と繋がってるならやつしかいないだろう」
ニコラという男が……この世界を救うかもしれない鍵、と……




