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機械の技術が発展した異世界に召喚された僕が記憶屋として成功するまで  作者: 凪笠シメジ
最終章・ラグナロク

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果てる命。繋ぐ未来

スーベルニカ王の寿命はあと1年。


早くて半年後には尽きるらしい。


そう寿命で言えば100歳を超えて居るが、肉体がどれだけ老化して行こうと、王の魂は擦り切れていく。


その擦り切れる限界が、残りの寿命というリミットである。


「持ち得る情報を開示するのは、君たちに私を未来へ連れて行って欲しいからだ」


「技術を伝えて欲しい、ということですか?」


「まあそうだね」


王の思想は世界のループを断ち切るために全力だった。


故に、自分の死後含めた後始末を自分でやってしまおうと思っていたらしい。


「私の技術を伝えると同時に、テオくんに記憶の操る技術の全てを渡そう」


「それって渡せるもんなんですか?」


「もちろん。経験値は記憶として保存されている。それを君に渡すことでこの力は進化する」


「それは……ヒグチさんの元々の能力ですよね」


「そうだ。ヒグチはこの世界で死に、そして脳だけで今はこうして生きている」


「生きてる……と言えるんですか?」


「個体としては死んだだろうね」


王いわく、本当に死ぬ瞬間は意思が後世に伝わらなかった時。


つまり、ヒグチの意思が途切れた時だと。


スーベルニカ王はヒグチの力の部分だけを脳媒体として保存し、そして次にくる異世界人に渡すために生き長らえさせていたと。


「テオくんに継承した瞬間、ヒグチの脳は機能停止するだろう」


「それは……いいんですか?」


「彼を死なせてやってくれ」


「それは……分かりました」

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