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機械の技術が発展した異世界に召喚された僕が記憶屋として成功するまで  作者: 凪笠シメジ
最終章・ラグナロク

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合流。偽りの王と真実の王。

マダスカルサイドとスーベルニカサイドで合流し、今後のことについて厳選な話し合いが行われることになる。


マダスカルの処遇については十中八九王位剥奪の上スーベルニカから追放だが、スーベルニカ王についてはそうはいかない。


彼は100年生きている生き証人であり、この世界の行き着く先を知る唯一の人物だ。


そんな人物を追放したりなどは流石にサブラスもスベラルも出来ない。


持ち得る情報の全ての開示を条件に、協力関係になるだろう。


彼ほどの知恵と経験があれば、きっと世界は救えるだろうし。


「スーベルニカ王、詳細を」


「ふむ……サブラスとスベラルの王も一緒とは」


「俺たちはあくまでもマダスカル政権のスーベルニカに疑問を呈していたんだ、機械化推進の間違った思想だったしな」


「おや?私も機械化の推進自体は変わらないよ?」


「しかしそれはマダスカルの無責任なものと違い理由があるのだろう?」


「ギルメイ王の言う通りじゃな……サブラスとしてもその思想に至った経緯を知りたい」


「よかろう……では、私の見てきたこの世界の悲惨な末路と終着点を話すとしよう」


スーベルニカ王はこの世界の真実をこの場にいる国家首脳達含めた僕たちに話す。


この世界は大きな意思が動いており、その意志により機械を持ち得る人間と魔法や現代技術にこだわる人間による衝突を何回と繰り返し、人口の削減や技術のロストなどを目的にループをしていること。


スーベルニカ王の政権ではそういったループの外に抜け出すために手は出さず、マダスカルという偽りの王を据えることで世界の動向を見極めていたこと。


そして、スーベルニカ王の敬愛した愛しき異世界人のこと……


「にわかには信じ難いですが……」


「だがしかしサブラスの王立図書館の資料が本当に事実を書いているかは当時の人間のみが知ることですな」


「スベラルはスーベルニカに狂わされたのは事実……しかし、前王含め機械自体に不満の声はなかったな」


「テオくんは言ったね、君のいるうちはふたつの勢力は手を貸し合うべきだと」


「もちろんです。争いの無い世界……はループするとしても、今はそれをすべきではないと思います」


「幸いにも本来のスーベルニカの思想自体に両国の王は疑問が無いみたいだし、策を練ろうか」


「策を……?スーベルニカ王、失礼ですがこの議題は数年ほどかけて……」


「その時間はないのだよ、私にはね」

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