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機械の技術が発展した異世界に召喚された僕が記憶屋として成功するまで  作者: 凪笠シメジ
スーベルニカの真実へ

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自分たちの都合。向こうの都合。

ヒグチという男がかなりのキレ者だと言うことは分かった。


そして、ヒグチというのは元は異世界人の名前であり、スーベルニカが今の形になったのは彼のおかげであり、王が今の地位を手に入れたのもヒグチという男のおかげである。


本来、異世界人が複数同じ時に存在した記録は存在してないが、おそらくは脳みそが生きてても肉体も魂も死んでるから死んだ判定になっている……ということだろう。


それなら余計に疑問に思ってしまう。


そこまでしてヒグチという男にこだわり続ける理由はなんなのか。


異世界の未知の技術に触れたことでスーベルニカ王に何が起きたのか。


その真実は全てこの先にある。


「全部わかった上でスーベルニカ王がやばいと感じたら……殺しすしかないんだよね?」


「それが弱肉強食の世界だし、この世界の為でもあるからな」


異世界人をそこまで大切にする人がほんとに危険な思想だけでモドキの推進を進めるだろうか。


疑問になる部分はたくさんある。


真実を知るものは現在王ただ一人。


「その真実が協力するべきたる理由なら……?」


「その時はその時だな」


まだ分からないが、なんとなくだがスーベルニカ王の本当の目的は協力した方がいいものな気がする。


「マダスカルは気にせずボコっていい」


「ならほんとに王の居場所を突き止めて話を聞くだけ、か……」


身を隠す場所は王宮内には少ないが、おそらくは留置されてる可能性が高い……はずなのだが、とてもただで留置される男とも思えない。


それに、王の愛用している異世界人の脳を使ったスパコン。


それも少し気がかりだ。


「実際、異世界人の脳って記憶を見る能力引き継ぐのかな……」


「力がどこに宿るのか、だろうな」


「力が?」


魂に宿るという話もあれば、脳に宿るという話もあるし肉体に宿るとい話もある。


そこら辺を解明した上で王が利用しているなら、正直この世界にいるのが勿体ないくらいの切れ者だ。


僕の元のいた世界では魂の存在すら科学でもわかっていない。


それ故にもしそこまで本当にスーベルニカ王が解明しているなら、きっと平和な方向へ世界を導くことも可能なはず。


それほどまでに大天才と言ってもいいだろう。


天才は理解されにくい生き物なのは理解しているけど、その思想が切り抜かれて利用されるのは正直可哀想ではある。

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