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機械の技術が発展した異世界に召喚された僕が記憶屋として成功するまで  作者: 凪笠シメジ
スーベルニカの真実へ

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緊急会議。サブラスとスベラル。

あの後、すぐにエルメロスへの連絡、そして数日での合流を経て、すぐさまギルドにて緊急会議が行われた。


「ふむ……これが」


「はい。スーベルニカ内部の情報かと」


内部分裂をしているという情報はかなりこれからの活動に有利に動く。


また、その情報さえあれば逆にサブラスやスベラルが介入する理由にもなり得るため、かなりの情報アドバンテージを稼げたことになる。


まさかこんな辺境の地でこんな情報を握れるとは思わなかった……呼ばれたエルメロス当人もかなりこの情報に感謝しているらしく、既にサブラス側とスベラル側で推進派のトップである分裂したふたつの派閥に乗り込む準備が進んでいるらしい。


「油断は出来ないな。スーベルニカはやつらの本拠地。気軽に入れるとは思わん」


「エルメロス殿、言われていたものが」


「セネガ、よくやった」


「それは?」


セネガさんとエルメロスが連絡が着いた直後、1つのものを作るようにエルメロスから指示があったらしい。


それはこの機密情報チップを得たことで初めて出せたものらしい。


「この街は中立でもない無所属……そうだな?」


「間違いないです。ギルドにも確認してますし」


「ならば問題ないだろう」


エルメロスはそういうとセネガさんに渡されたチップを事前に用意して欲しいと頼まれていたフリーのモドキの個体にセットする。


この個体はガワだけ完成しているものの、脳移植が行われなかったいわばエラー品であり、脳が無い分フリーで色々できるから、とのこと。


「これはこちらの指示に従い、スーベルニカから指示があればその都度情報をこちらが得られるように細工したチップだ」


かなりの用意の周到さ。


要は所属などはスーベルニカのままだけど、こちらだけが反応できる暗号機密としてこの個体に特殊なアプリケーションを仕込んだ、ということだ。


「これで向こうの動きを事前し知れるということになるな」


「エルメロス、1週間だけ時間を貰えないですか?」


「ふむ……何か策でも?」


「あ、いえ。僕のって訳ではないんですが。こちらの軍は魔法を使う想定ですよね?」


「そうだ。向こうは魔法が衰退以降データがないだろうからな」


「ハーティとセネガさんで1度試してるんですが、魔法が頭に染み込むのに1週間は必要みたいなんです」


「なるほど。確かにそれなら万全にしたいし1週間時間がいるな」



「その間に向こうの情報も掴めるかもですし」


「ふむ……セネガ、聞いてたか?」


「御意」


「テオ、お前にも協力してやって欲しいことがある」


それは1週間与える代わりに僕とセネガさんに1つの依頼をエルメロスからされたということだ。

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