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機械の技術が発展した異世界に召喚された僕が記憶屋として成功するまで  作者: 凪笠シメジ
国渡編

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閑話3。神話について。

この世界の歴史は以前の通り魔法が幅を効かせてるところから始まり、機械化推進派によって滅びの道を辿ったという歴史がある。


では、魔法はどこから来たのか。


それは神として崇められているオフェニスが生まれた時だ。


オフェニスはこの世界の最初の魔法使いであり、全ての魔法は彼から派生したと言われている。


オフェニスは8つの属性全てを司ると言われているし、故に万能だった。


オフェニスはやがてその魔法の利便性、神聖に目をつけ、いずれ人類は身体という殻を破り永遠の存在として昇華されるだろうと考えていたようだ。


魔法による神話性の獲得。


それがオフェニスと目指した極地であり、最終目標。


全ての人類が魔法により繋がり、魔法により老いや死から開放される。


そんな魔法を目指したと言う。


だが、オフェニスの存在を許せないものがいた。


オッテノス神である。


オッテノスは人類の繁栄する中で機械という存在を最初に作り上げた神だ。


機械の便利性と魔法の便利性。


機械の合理性と魔法の合理性。


相反するふたつは当然のようにやがて争いを起こした。


その時の勝者は魔法側だったが、そこで機械は一時的に衰退し、オッテノスの作り上げた技術はオーパーツとして遺産となる。


だが……魔法が力を強め、子孫を繁栄させる中でやがてオフェニスから派生した人間の中に魔法による世界征服を考える不敵な輩が現れた。


彼は魔法が世界の中心であると信じてやまず、オフェニスとオッテノスの戦争時、終戦の際に結んだ不戦の契りを破ることになる。


異世界の扉の具現化。


この世界と別の世界とを繋ぐ扉を開き、異世界人を招いてしまう。


オフェニスの当初考えた魔法による人類の永劫化。


それを力による征服により行おうとしていた男がいるのだ。


だが、そんな男の野望は1つの特異点の元に正された。


この世界における最初の異世界人だ。


異世界人によりもたらされた知識により機械が再び呼び起こされる。


サブラス建国時には機械は存在しなかったが、人々が国を起こし、文明を繁栄させたことによりやがて便利な道具を求めた。


そして世界がそのように変化していく中で、異世界人は訪れた。


彼によりもたらされた知識は様々で、機械の知識。


別世界の歴史。


その全てがこの世界では新鮮だった。


やがて異世界人の知識を元に機械は再び発展し、そして力を付けた。


そう、魔法の衰退だ。


科学による魔法の解明、それは異世界人の知識により急速に行われ、物理的に干渉可能と判明するや否や、主導権は機械を発展させたい勢力により握られた。


そもそもが魔法の一般化により、魔法の使えない才能のない子供たちは社会からあぶれ、迫害を受け続けた。


そんな背景があれば当然、機械という力を手にした才能のない子供たちは機械による世界の発展を強く推進するだろう。


結果、自分たちの生み出してしまった才能のない人間たちの機械への知恵により、魔法は世界の影へ向かうことになる。


やがて才能のない子供達の中でも中心だった三人の名前を取り、機械を中心とした国がいくつか出来る。


そのひとつがスーベルニカである。

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