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機械の技術が発展した異世界に召喚された僕が記憶屋として成功するまで  作者: 凪笠シメジ
アニュラス王国中立戦争

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迎えに行こう

女の子を迎えに行った。


要件は、母に会うこと、そして母の思いを知ること。それだけであり、それ以上でもない。


彼女たちを引き合わせ、親子に戻すことが目標だ。どこまで達成出来るかわからないが、それでもやらないよりは遥かにマシだしやって後悔のが僕は好きだから。


女の子を連れて、闇医者のアジトへ行く。ここも結構慣れてきたが、それでも実験中のすごいのが沢山ある。この人たち、感覚はあるんだろうか。


様々は事案に合わせた治験をしてると言うが、本当に様々過ぎて追いつかない。


足腰壊れて立てない人とか、手がない人とか。


鬱病患者とか。どの種類の医者なのか分からないくらいには治験の扱いが凄いことになってる。


これも全部、推進派からの支援と援助あってのとこらしいが、そういう部分においては推進派は尊重されるべきだと思う。


問題なのは誰彼構わず機械にしてしまうその歪んだ思想であり、技術の発展に積極的な部分は褒められるべきだろう。


人のためになる技術なんていくらでもあっていいんだから、そこは素直に褒めるところだ。


と、そうじゃなかった。彼女の記憶の母は今と変わらずだが、それでも久々の再開に喜んでいた。


そして、彼女に母親のメモリーストーンを渡す。彼女が何を考え、どう過ごしてきたのかをそれを記録しているメモリーストーンだ。


同時に、母親には娘が来たことを知らせ、経過を見る。


問題へ特には起きなかったが母親は比較的安定した状態らしく、娘の方も嬉しいと言ってい母親にベッタリだ。


もっとも、そのベッタリを嫌がってないあたり、少しだけことが進んだ気がする。


母親は会話をすることが難しい状態だったらしいが、彼女が来てからなにかを言おうとしてる状態がずっと続いていた。


そこら辺はリハビリを重ねて何とかするしかないのだが、少なくとも闇医者は何故かものすごく喜んでいた。


どうやら、精神的な部分における人の感情の揺れ動きを研究していた部分らしく、記憶ひとつでここまで症状が変わる、という事例を観測したことがすごく嬉しかったらしい。


どこまでいっても研究に研究で、頭がいい意味でおかしいな。


とりあえず、せっかくの親子の再開に水は差したくない。どこかしらで帰ることにしよう。


ハーティは⋯再開に喜ぶ女の子を見て、少し強ばっていた表情が緩んだ。一安心らしい。


ならば、今日はこれで仕事完了でいいだろう。


宿に戻り、休もう。


ハーティには、もう少ししたら帰るように伝えよう。

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