第十三章67 【覇王杯/オーバーロード・カップ/レリア・ニア・トゥルーヴェリティチーム】15/【代用事象】16
【緑髪のマリア】の提案で、【代用事象】は太陽系から約123光年離れた位置でやっている【3つ巴の最終戦争】の結果を【緑初のマリア】と【黒髪のレリア】の喧嘩の結果に反映させようと言う事になった。
【緑髪のマリア】は、
『じゃあ、選んでくれるかしら?
【神】の加護を得る【神機】、
【仏】の加護を得る【仏機】、
【悪魔】の加護を得る【魔機】、
どれが私でどれが貴女に反映させる?
最終的に残ったのがどちらかでヒモづけるんだけど、私が自分で選んだらズルすると思うでしょ?
だから、貴女にどちらも選ばせてあげる。
場合によっては余った1つが勝利して、私と貴女が選んだ2つの軍が敗北すると言う結果も考えられるけど、その場合は先に滅んだ方が負けって事にしない?
まぁ、平和的解決って事になったら、引き分けって事になるだろうけどね』
と言った。
【黒髪のレリア】は、
『いいでしょう。その話に乗ります。
その話が本当ならば、確かに、【謎】の力とは【覇王/オーバーロード】の力でも対抗出来ない程の強大な力を持っているとも思えますし、試しにやってみるのも手ですね。
では、わたくしは【仏機】の【軍】、
貴女は【神機】の【軍】にベットしてくださいまし。
それで結果はどうなるのですか?』
と言った。
『そうね・・・別に貴女を倒したいって訳じゃないから、往復ビンタでもされた状態と同じになるってのはどうかしら?
ひっぱたかれた感覚くらいわかるでしょ?
引き分けの場合は、2人とも往復ビンタを貰ったと言う事にすれば、結果が引き分けたとわかるでしょ。
それでいかない?』
『良いでしょう。
どういったものか試すには良いかと思います』
『早送りで【最終戦争】見ることも出来るけど?
見る?
介入は出来ないけどね』
『良いでしょう。
貴女の不正が無いかどうかを見る意味でも見学させていただきます』
『見るのはどのくらいの時間に設定する?』
『知覚できる範囲で最短どれくらい必要になりますか?』
『まぁ、戦争の期間にも寄るんだけど、貴女クラスになると100年を1分くらいはいけるんじゃないかな?
それ以上短くなると何が何だか確認しにくくなると思うけどね』
『良いでしょう。
それでかまいません。
全体ではどれくらい掛かりそうですか?』
『それは解らないわ。
私が結果を知っていれば、計算できるけど、それじゃ勝負にならないでしょ。
だからどれくらいの期間で【最終戦争】が終わるか解らないし、結果もわからない。
それが公平な勝負ってもんでしょ』
『わかりました。
では、期間を決めましょう。
100年を1分に縮めて、1時間分。
6000年間で決着が付かなかった場合は引き分けとしましょう。
引き分けとなった場合は他の事柄で再度試させていただきますのでそれでもよろしいですか?』
『良いわよ。
それで行きましょうよ』
と言う話になったのだった。




